こんにちは!一般ぱんだです!
前回までの記事では、関東地区の出場校の中でベスト8入りしそうな高校を予想していきました。
専大松戸(千葉)、東海大菅生(西東京)、二松学舎大付属(東東京)、浦和学院(埼玉)の4つです!
では、この4校を含め、私一般ぱんだが予想した高校のうち、何校がベスト8に入ることが出来たのかを見ていこうと思います!
ベスト8予想校
まず始めに、自分が予想したベスト8入りしそうな高校を紹介しようと思います。
※時間の都合上、関東地区以外の高校のベスト8予想については、Twitterアカウントにて予想しました。是非、フォローよろしくお願いいたします。Follow @normalpanda32
・智弁学園(奈良)
・県岐阜商(岐阜)
・専大松戸(千葉)
・東海大菅生(西東京)
・二松学舎大付属(東東京)
・智弁和歌山(和歌山)
・敦賀気比(福井)
・浦和学院(埼玉)
地区別だと、関東4校、近畿2校、東海1校、北信越1校になります。(関東贔屓にも見えますね笑)
では、各校の結果を見ていきましょう!
ベスト8予想校 結果
智弁学園
ベスト8予想1校目は、智弁学園(奈良)です!
2大会連続20回目の出場です。
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう。
智弁学園 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、9年ぶり11回目の出場の倉敷商業(岡山)です!
そのほかにも、選抜出場の広島新庄(広島)や激戦区・神奈川を制した横浜(神奈川)、名門・静岡(静岡)といった実力のある高校が揃っています!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
1回戦 vs倉敷商業(岡山) 10-3 勝利
2回戦 vs横浜(神奈川) 5-0 勝利
3回戦 vs日本航空(山梨) 7-1 勝利 ベスト8進出!
総評
優勝候補の智弁学園が、3戦共に5点差以上で勝利し、ベスト8に進出しました!
初戦の倉敷商業戦と2回戦の横浜戦は、先制してそのリードを守りきり、危なげのない戦い方をしました。
ベスト8をかけた3回戦・日本航空戦では、ここまでの2試合で先発マウンドに上がった背番号1の西村 王雅ではなく、ここまでリリーフでの登板だった背番号10の小畠 一心が先発マウンドに上がりました。
一方の日本航空は、ここまで2試合完投してきたヴァデルナ フェルガスがこの試合も先発マウンドに上がりました。
日本航空が初回に、先頭の1番・久次米 陸士がヒットで出塁すると、盗塁と内野ゴロで1アウト三塁とします。そして、4番・エドポロ ケインのサードゴロの間に、三塁ランナーの久次米の良いスタートもあり本塁に生還し、日本航空がここまで2試合先制してきた智弁学園を相手に、先制に成功します。
智弁学園打線は、ヴァデルナ相手に5回まで2安打、6つの三振を奪われ無得点に抑えられましたが、グラウンド整備直後の6回表に打線が繋がります。
先頭の1番・垪和 拓海が初球の変化球を捉え、左中間への2ベースヒットを放つと、2番・岡島 光星が三遊間を抜けるヒット、3番・前川 右京が四球を選び、0アウト満塁と逆転のチャンスを作ります。
ここで、4番・山下 陽輔は、ショート久次米の好プレーもあり、ショートゴロゲッツーとなってしまいましたが、その間に三塁ランナーが生還し、同点とします。
さらに、5番・森田 空の打球はサードゴロになり、3アウトになるかと思われましたが、サードのファーストへの送球が高くそれ、一塁セーフ。その間に三塁ランナーが生還し、2-1と逆転に成功します!
この後、智弁学園は9回にプロ注目の前川 が右中間に2ランホームランを放つなど、9回までに7得点を奪い、投げては先発の小畠が9回を3安打1失点に抑え、結果的に7-1で完勝し、ベスト8に進出しました!
智弁学園は、投手は、西村、小畠、野手では、前川、山下、森田のクリーンアップと言い、今大会出場している高校の中でもトップクラスに戦力が揃っており、甲子園でもその力を遺憾なく発揮しました!
この結果、智弁学園が3連勝し、ベスト8に進出しました!
県岐阜商
2校目は、県岐阜商(岐阜)です!
9年ぶり29回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう。
県岐阜商 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、名将・馬淵 史郎監督率いる明徳義塾(高知)です!
ほかにも、激戦区・愛知を制した愛工大名電(愛知)やドラフト上位候補・風間 球打を擁する明桜(秋田)といった強豪や実力のある高校が揃います!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
1回戦 vs明徳義塾(高知) 2-3 敗戦 1回戦敗退
総評
県岐阜商・鍛治舎 巧、明徳義塾・馬淵 史郎の両名将が率いる名門校対決は、サヨナラで明徳義塾が勝利しました。
県岐阜商は6回表、0アウト一塁の場面で、3番・松野 匠馬がセンターへのタイムリー3ベースを放ち、1点を先制します!
しかし、明徳義塾もその裏、1アウト二塁の場面で、4番・加藤 愛己がセンターへのタイムリー3ベースを放ち、同点に追いつきます!
さらに、1アウト三塁で、5番・代木 大和がライトへの犠牲フライを放ち、1-2と1点を勝ち越しました!
1点を勝ち越された県岐阜商は8回表、1アウト二塁の場面で、3番・松野がこの日2本目となるタイムリーヒットを放ち、2-2と同点に追いつきます!
そして、決着は最終回に訪れました。
9回裏、明徳義塾は1アウトから四球で出塁すると、2番・池邉 由伸が送りバントを成功させ、2アウト二塁とします。
そして、その作ったチャンスを、3番・森松 幸亮が低めの変化球を振りぬき、サヨナラ2ベースを放ち、2-3で勝負あり!
明徳義塾は、ベンチの采配と選手の活躍が噛み合い、接戦になった名将対決を制しました!
一方の県岐阜商は、2回表に1アウト満塁と先制のチャンスを作りましたが、スクイズを決められず無得点。さらに、6回表に先制した後、0アウト三塁の場面で、代木から代わった2年生変則左腕の吉村 優聖歩の前に三者凡退に倒れるなど、この日は打線が繋がりませんでした。
この結果、県岐阜商は1回戦敗退という結果になりました。
専大松戸
3校目は、専大松戸(千葉)です!
6年ぶり2回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
専大松戸 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、選抜準優勝の明豊(大分)です!
ほかにも、神戸国際大付属(兵庫)やプロ注目左腕・木村 大成を擁する北海(北海道)などの強豪や長崎商業(長崎)、熊本工業(熊本)といった古豪が揃います!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
1回戦 vs明豊(大分) 6-0 勝利
2回戦 vs長崎商業(長崎) 2-6 敗戦 2回戦敗退
総評
初戦では、今春の選抜で準優勝の成績を残した明豊を相手に11安打を放ち、6-0と完封勝利。甲子園初勝利を掴み取り、全国の高校野球ファンを驚かせました。
個人的には、この勢いのままにベスト8まで進出して欲しかったですが、その前に古豪・長崎商業が立ちふさがりました。
この試合は、明豊相手に11奪三振を奪い完封勝ちした深沢 鳳介ではなく、ここまで深沢と共にダブルエースとして専大松戸を支えてきた背番号11、岡本 陸が先発マウンドに上がりました。
初回にいきなり、2安打と1四球を与えてしまい、0アウト満塁のピンチを背負うと、4番・宮城 伊吹にライトへの犠牲フライを打たれ、先制を許します。この回、タイムリーヒットでもう1点を奪われ、初回に2点を奪われます。
しかし、明豊相手に11安打を打った専大松戸打線も、反撃に出ます。
3回表、先頭の9番・岡本がセンター前ヒットを放つと、続く1番・吉岡 通泰がバスターエンドランを決め、0アウト二、三塁とチャンスを作ります。
そして、打席に回って来た2番・苅部 力翔が綺麗なセンター返しを打ち、2-2の同点に追いつきます!
しかし、この日は長崎商業の打線が上回りました。
5回裏、2アウトながら一、三塁と勝ち越しのチャンスを作ると、5番・城戸 悠希がショートへの内野安打で1点を勝ち越すと、6番・松井 心助がライト前ヒットを打ち、この回さらに1点を奪います。
このタイミングで、ピッチャーを深沢にスイッチしましたが、7番・鬼塚 陸人に初球のストレートをレフト前に運ばれ1点を追加、この回一挙3得点を奪われ、2-5となります。
7回裏にも、7番・鬼塚にタイムリーを打たれ、勝負あり。
2-6で長崎商業が勝利しました!
専大松戸打線もこの日8安打を打ちましたが、打線の繋がりに欠け、3回の2得点でとどまりました。
一方の、長崎商業打線はそれを上回る15安打を打ち、ホームランなどの派手さはないですが、着実にヒットを重ね、岡本・深沢の両エースから6得点を奪いました。
この結果、専大松戸は2回戦敗退という結果になりました。
東海大菅生
4校目は、東海大菅生(西東京)です!
4年ぶり4回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
東海大菅生 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、夏の甲子園5度の優勝を誇る大阪桐蔭(大阪)です!
ほかにも、沖縄尚学(沖縄)や盛岡大付属(岩手)、近江(滋賀)など、全国に名を轟かせる名門校が揃っています!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
1回戦 vs大阪桐蔭(大阪) 4-7(8回表途中降雨コールド) 敗戦 1回戦敗退
総評
大会屈指の好カードとなったこの試合は、意外な結末で幕を閉じました。
小雨が降りしきり、グラウンドがぬかるんでいる状態の中で試合が始まりました。
東海大菅生の先発投手は、エース左腕の本田 峻也ではなく、都大会5試合17イニング無失点で同じく左腕の櫻井 海理。
初回、順調に2アウトまで取りましたが、3番・池田 凌真のサード線の内野安打と、ぬかるんだグラウンドでサードが踏ん張れなかったか、ファーストへの送球が高くそれてしまい、二塁まで進めてしまいます。
ここで、打席に回った4番・花田 旭が低めの変化球をバックスクリーンに叩き込み、2ランホームランで2点を先制されます。(0-2)
直後の2回表、2アウト一塁の場面で、9番・櫻井 海理のライトへのヒットと、大阪桐蔭のライトが後逸し、一塁ランナーが生還。自らのバットで1点を返します!(1-2)
しかし、この日の大阪桐蔭打線は温まっていました。
3回裏、先頭の2番・藤原 夏睴がレフト線へ思いっきり引っ張りホームランを放つと、2アウトランナー無しから5番・前田 健伸もセンターへのホームランを放ち、この回一挙2点を奪い、ここまでの4打点を全てホームランで稼ぎます。(1-4)
5回裏にも1点を奪われ、4点差とされた東海大菅生は、雨脚が強くなった7回表に反撃に出ます。
先頭の6番・山田 聖和がレフトオーバーの2ベースを放つと、続く途中からマウンドに上がった7番・本田がライト線への2ベースヒットを放ち、1点を返します!(2-4)
さらにこの後、2アウト満塁となり、3番・堀町 沖永がライトへのタイムリー2ベースを放ち、4-5と1点差とします!
その裏に大阪桐蔭に2点を追加され、3点差とされますが、8回表にもチャンスを作ります。
1アウトになった後、途中出場の主将、6番・榮 塁唯がレフトへのヒットを放つと、7番・本田もショートへの内野安打で1アウト一、二塁と、ホームランが出れば同点の場面を作ります。
しかし、雨脚の強い雨は降りやまらず、グラウンドに水溜まりが出てきたところで、試合を中断しました。
結局、しばらくしても雨は降りやまらず、降雨コールド・7-4で大阪桐蔭が勝利しました。
正直、東海大菅生にとっては9回を戦いきれずに、このような結末になって本当に悔しいと思います。大阪桐蔭にとっても、スッキリしない結末になってしまったと思います。
様々な意見があるとは思いますが、この試合が始まる前に4度の順延があり、大会運営が難しかったと思います。この日の兵庫県は雨予報でしたが、試合開始時には小雨だったので、大会本部がプレイボールをかける気持ちもよくわかります。
昨今の日本の気候事情を考えれば、今後もこのような状況になることも予想されます。
今回の東海大菅生のように、悔しい思いをする高校球児が出てこないように、サスペンデッド(継続試合)の導入など、改善策が生み出されることを願うばかりです。
この結果、東海大菅生は1回戦敗退という結果になりました。
二松学舎大付属
5校目は、二松学舎大付属(東東京)です!
3年ぶり4回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
二松学舎大付属 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、阪神タイガースや日本ハムファイターズで活躍した新庄 剛志氏の母校・西日本短大付属(福岡)です!
初戦で勝つと、選抜で東海大菅生を苦しめた京都国際(京都)と、5大会連続6回目の出場の前橋育英(群馬)の勝者と対戦します!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
2回戦 vs西日本短大付属(福岡) 2-0 勝利
3回戦 vs京都国際(京都) 4-6 敗戦 3回戦敗退(ベスト16)
総評
初戦の西日本短期大付属戦は、0-0で迎えた6回裏に、浅野 雄志と丸山 丈司のタイムリーヒットで2点を先制し、投げては、先発のエース・秋山 正雲が9回を投げ、4安打完封。2-0で3回戦に進出しました!
そして、ベスト8進出をかけた京都国際との3回戦。
二松学舎大付の先発投手は、2試合連続で秋山がマウンドに。一方、京都国際も森下 瑠大が先発のマウンドに上がりました。
1回裏、二松学舎大付の先頭、1番・永見 恵多がレフトフェンス直撃の2ベースヒットを放ち、0アウト二塁と先制のチャンスを作ります。
この後、二者連続三振で2アウトとなってしまいますが、キャプテンで4番・関 遼輔がセンター前ヒットを放ち、1点を先制します!(1-0)
4回まで無得点に抑えられた京都国際は5回表。先頭の6番・ピッチャー森下が逆方向のレフト方向へホームランを放ち、同点に追いつきます!(1-1)
さらに、6回表。1アウト一塁の場面で、初戦の前橋育成戦でホームランを放った4番・中川 勇斗が2試合連続ホームランを放ち、2点勝ち越します。(1-3)
攻撃はまだ止まりませんでした。続く5番・辻井 心もレフトへホームランを放ち、一発攻勢で、3点差に突き放します。(1-4)
この後、両校共に得点がないまま迎えた9回裏。
二松学舎大付は、0アウト一、二塁の場面で、6番・ピッチャー秋山がライトへ大きな打球を放ちますが、浜風に押し戻され、ライトフライ。ランナーはそれぞれ進塁し、1アウト二、三塁になります。
ここで、打席に回って来たのは、この試合送りバント失敗も含め、ノーヒットの7番・桜井 虎太郎。
1ボール1ストライクからの高めの変化球を捉え、レフトへの3ランホームラン!9回土壇場で3点差を追いつき、4-4の同点とします!
この勢いのまま勝利を収めたいところでしたが、この日は京都国際・森下が投打共に好調でした。
勝ち越された直後の10回表。2アウト一塁の場面で、6番・森下が低めのストレートを捉え、レフトオーバーの3ベースを放ち、一塁ランナーが生還。さらに、二松学舎大付のレフトの送球が逸れている間に、森下自身も生還し、2点を勝ち越し勝負あり!
6-4で京都国際が勝利し、ベスト8に進出しました。
夏の甲子園4回目の出場となった二松学舎大付。
4大会連続で初戦を突破しましたが、またしても初の2戦目突破とはなりませんでした。
選手たちはとても悔しいと思いますが、エース・秋山の2試合連続の完投、キャプテン・関の先制タイムリー、そして、9回裏の桜井の土壇場での同点3ランホームランなど、所々でチームの持ち味が見られた大会だったのではないかと思います。
東海大菅生と同様、昨秋の都大会から球場で観てきた高校でしたので、ベスト8に進出できなかったのは残念でしたが、最初から最後まで二松学舎らしい野球が観られて、とても満足です!
この結果、二松学舎大付は3回戦敗退(ベスト16)という結果になりました。
智弁和歌山
6校目は、智弁和歌山(和歌山)です!
4大会連続25回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
智弁和歌山 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、今春の選抜にも出場した宮崎商業(宮崎)です!
初戦で勝つと、共に選手権での優勝2回の経歴を持つ作新学院(栃木)と高松商業(香川)の勝者と対戦します!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
2回戦 vs宮崎商業(宮崎) 宮崎商業部員の新型コロナ陽性者判明のため、智弁和歌山の不戦勝。
3回戦 vs高松商業(香川) 5-3 勝利 ベスト8進出!
総評
初戦の宮崎商業との初戦が、相手校部員の新型コロナ陽性者判明のため、不戦勝となり、8月24日の高松商業戦が甲子園での初戦となりました。
これにより、7月27日の和歌山大会決勝(市和歌山戦)以来、約1か月振りの実戦となり、既に甲子園で1試合を終えている相手に対し、試合感覚が鈍っていないかが、懸念点でした。
しかし、その心配をよそに3回表。
1アウト一、三塁と先制のチャンスで、3番・角井 翔一朗が高めの変化球を捉え、ライト前ヒット!1点を先制します!
さらに、4番・徳丸 天晴もライトへのタイムリー2ベース、さらに、5番・岡西 佑弥がセンターへの犠牲フライを放ち、この回一挙3点を奪いました!
この後、5回と8回にも1点ずつを奪い、終始智弁和歌山ペースで試合の主導権を握りました。
先発のマウンドに上がった中西 聖輝も8回2/3、被安打6、3失点と試合を作り、結果として、5-3で智弁和歌山が勝利し、ベスト8に進出しました!
9回裏に、2アウトから満塁のピンチを背負い、2点を奪われ粘られましたが、投打共に選手権出場25回、優勝2回を誇る名門校らしく、終始リードは許さない戦い方で相手を振り切りました。
この結果、智弁和歌山がベスト8に進出しました!
敦賀気比
7校目は、敦賀気比(福井)です!
3大会連続10回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
敦賀気比 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、同じ北信越のライバル校・日本文理(新潟)です!
初戦で勝つと、選手権出場20回を誇る樟南(鹿児島)と2014年の選手権では準優勝の経歴がある三重(三重)との勝者と対戦します!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
2回戦 vs日本文理(新潟) 8-6 勝利
3回戦 vs三重(三重) 6-3 勝利 ベスト8進出!
総評
初戦の日本文理戦は、2回までに6点を奪うと、先発投手の本田 克が6回途中3失点で試合を優位に進めます。
終盤に追い上げられ、2点差にまで追い上げられますが、再びマウンドに上がった本田が1アウト一、二塁のピンチをダブルプレーに抑え、8-6で勝利しました!
そして、中3日で迎えた三重戦でも、初回に打者11人の猛攻で5得点を奪い、さらに2回にも6番・小西 奏思のタイムリーヒットで1点を追加し、この試合も2回までに6点を奪いました。
この日の打線は、3回以降3安打に抑えられ得点を奪うことは出来ませんでしたが、先発の本田が、9安打を打たれながらも9回を3失点に抑え、6-3で勝利し、ベスト8に進出しました!
二試合共に、序盤で大量得点を奪って試合を優位に進め、終盤に点を取られながらも、リードは許さない強者の戦い方をしてみせました。
2019年夏大会からの福井大会6連覇、昨秋・今春の北信越大会連覇と、北信越最強の敦賀気比は、甲子園でも北信越のライバル校、東海の強豪校相手にも、強者ぶりを見せつけました!
この結果、敦賀気比は北信越唯一のベスト8まで残りました!
浦和学院
最後の8校目は、浦和学院(埼玉)です!
3年ぶり14回目の出場です!
では、ベスト8までの道のりを見ていきましょう!
浦和学院 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
初戦の相手は、日大山形(山形)と米子東(鳥取)との勝者でしたが、1回戦の結果、斎藤 堅史、滝口 琉偉の2人の好投手を擁する日大山形との対戦が決定しました!
初戦で勝つと、八戸学院光星、青森山田を倒し、夏の県大会を制した弘前学院聖愛(青森)と2003年の選手権ではベスト4まで進出した石見智翠館(島根)との勝者と対戦します!
それでは、結果を見ていきましょう!
結果
2回戦 vs日大山形(山形) 3-4 敗戦 2回戦敗退
総評
日大山形が1点差で、埼玉の強豪・浦和学院に勝利しました!
先制したのは、浦和学院でした。
1回表、4番・吉田 瑞樹のセンターオーバーのタイムリー3ベースと5番・藤井 一輝のセンターへのタイムリーヒットで2点を先制しました!
しかしその裏、日大山形がすぐさま反撃に出ます。
3番・佐藤 拓斗のセンターへのタイムリー2ベースと5番・ 塩野 叶人のレフトへのタイムリーヒットで2点を返し、同点に追いつきます!
さらに日大山形は3回裏、0アウト二塁の場面で、初回にタイムリーを放った3番・佐藤がこの日2本目となるタイムリー2ベースで、1点を勝ち越しました!
この回、さらに1点を加え、3回までに2-4と日い大山形が2点を勝ち越します!
浦和学院は8回に犠牲フライで1点を返し、1点差と詰め寄った9回表。
先頭の8番・ 宮城 誇南がセンター前ヒットを放ち、同点のランナーが出塁しましたが、送りバント失敗とライトフライでランナーを進めずに、2アウト一塁となってしまいます。
しかし、2番・金田 優太のレフト前ヒットと3番・松嶋 晃希の四球で2アウト満塁と同点どころか、一打逆転のチャンスを作ります!
ここで打席に回って来たのは、ここまで初回のタイムリーヒットを含め、4打数3安打の成績を残している4番・吉田 瑞樹。
1ボール0ストライクからの2球目の内角高めのストレートを打ち、ショートゴロで無得点。
3-4で日大山形が勝利しました!
浦和学院は、先制した初回以外でリードを奪えず、終始日大山形にペースを奪われてしまった形になりました。
結果的に、ヒット数では日大山形を上回る10本のヒットを打ちましたが、斎藤 堅史、滝口 琉偉の2投手の粘り強いピッチングを前に、大量得点を奪うことは出来ませんでした。
そして、今大会を最後に退任する森 士監督。今まで本当にお疲れ様でした。ユニフォームを着て指揮を執る姿は見られないかもしれませんが、埼玉県の高校野球には今後とも携わって欲しいと思います!
浦和学院は、1回戦敗退という結果になりました。
まとめ
今大会、ベスト8予想した高校のうち、実際にベスト8に進出したのは、智弁学園、智弁和歌山、敦賀気比の3校、的中率は37.5%でした。
的中率が半分も到達しなかったのは、とても悔しいです…(笑)
ここで、実際にベスト8に進出した高校を見ていきましょう。
・智弁学園(奈良)
・明徳義塾(高知)
・神戸国際大付(兵庫)
・近江(滋賀)
・京都国際(京都)
・智弁和歌山(和歌山)
・敦賀気比(福井)
・石見智翠館(島根)
ベスト8進出校全てが西日本の高校で、地方別で分けると、北信越1、近畿5、中国1、四国1となりました。
近畿勢の出場6校のうち、5校がベスト8に進出し、史上初めての同一地方から5校がベスト8に進出しました。
個人的には、東京の高校どころか、関東の高校が1校もベスト8に進出できなかったのが、若干残念でした…(ベスト16は、日本航空(山梨)と二松学舎大付(東東京))
関西地方の悪天候の影響で、7度の順延があった今大会。不戦勝を除き、今大会で最も登場の遅い高校となった浦和学院は当初15日に初戦を戦う予定でしたが、約一週間遅れ21日に初戦を戦いました。
近畿勢は、宿舎から各校に戻って練習することが認められますが、それ以外の高校は、雨でも練習できる室内練習場の確保に苦慮したと聞きます。
室内練習場と言っても、打撃練習が出来るくらいの広さの所だったりし、守備連携などのある程度広さが求められる練習は出来なかったと予想されます。
そういった点では、慣れ親しんだ自校の練習施設で練習の出来る近畿勢にアドバンテージはあったと思います。
ただ、近畿勢のレベルが高いのには間違いありません。
ベスト4は、智弁学園、近江、京都国際、智弁和歌山と近畿勢4校が独占し、近畿勢のレベルの高さを見ることが出来た大会にもなりました。
恐らく、好天で順調に試合が行われていたとしても、近畿勢が躍進していたのには変わりなかったでしょう。
今大会は7度の順延があり、選手を始めとしたチーム関係者の調整が難しかったのはもちろん、運営する大会本部の方にとっても、とても難しい大会になったのではないかと思います。
ですが、よく最後までやり遂げたと思います。
大会に携わった全ての皆様。本当にお疲れ様でした。
地方では、既に春の選抜を懸けた試合が既に始まっている地方もあります。私も是非、球場に足を運び、新たに始まる新チームとしての戦いを注視していきたいと思います!(有観客で観たいですね…)
今日はこの辺で失礼しますm(__)m