高校野球

2021年全国高等学校野球選手権大会 ベスト8予想 ~関東編~

甲子園ベスト8 関東編





こんにちは!一般ぱんだです!

各都道府県の大会が終わり、いよいよ、甲子園での本戦が始まりました!

昨年は中止になっただけに、今年は無事に甲子園で開催されるのは、とても嬉しいですし、ほっとしています!(無観客なのは残念ですが…)

このブログでは主に、東西東京と神奈川の関東3地区の予選を取り上げて来ており、関東の高校野球にフォーカスしてきました。(現地観戦では、埼玉も観に行きました)

というわけで、今回は夏の甲子園、「第103回全国高等学校野球選手権大会」に出場する東京を除いた関東の高校の中で、ベスト8に進出できそうな高校を予想していきたいと思います!

※東京の高校についての予想は、また別にアップしたいと思います!

関東の出場校

それではまず始めに、それぞれの関東の出場校を見ていきましょう。

茨城鹿島学園初出場

栃木作新学院(10大会連続16度目)

群馬前橋育英(5大会連続6度目)

埼玉浦和学院(3年ぶり14度目)

千葉専大松戸(6年ぶり2度目)

東東京二松学舎大付属(3年ぶり4度目)

西東京東海大菅生(4年ぶり4度目)

神奈川横浜(3年ぶり19度目)

山梨日本航空(13年ぶり6度目)

関東から出場するのは、この9校です。

初出場は、茨城の鹿島学園のみです。

今春の選抜に出場したのは、常総学院(茨城)、健大高崎(群馬)、専大松戸(千葉)、東海大菅生(東京)、東海大相模(神奈川)、東海大甲府(山梨)でしたが、今大会も出場できたのは、専大松戸東海大菅生の2校のみ。(東海大相模は、部員に新型コロナウイルス感染者が出たため辞退)

関東の高校野球のレベルの高さが垣間見えると思います。

というわけで、ここからはこの中でベスト8に進出できそうな高校を予想し、解説していきたいと思います!


ベスト8 予想校

名将退任 有終の美を飾れるか

まず1校目は、浦和学院(埼玉)です!

夏の甲子園は、3年ぶり14度目の出場です。

昨秋以降の成績

始めに、昨秋の県大会以降の成績を見ていきましょう。

昨秋以降の成績(一部のみ)

【2020秋】

県大会2回戦 〇 6-3 上尾

県大会3回戦 ● 3-4 川越東 県大会3回戦敗退

【2021春】

県大会準決勝   〇 10-9 昌平

県大会決勝    〇 4-3  花咲徳栄     県大会優勝

関東大会2回戦  〇 8-1  作新学院(栃木)

関東大会準々決勝 ● 5-9  専大松戸(千葉) 関東大会ベスト8

【2021夏】

県大会準決勝 〇 6-1  春日部共栄

県大会決勝  〇 10-4 昌平   県大会優勝

昨秋の県大会は3回戦敗退と、関東大会すら出場することが出来ませんでしたが、今春の県大会は県内のライバル・花咲徳栄に4-3と接戦をものにし優勝

さらに関東大会では、栃木の強豪・作新学院との初戦では8-1の7回コールドで勝利し、関東大会ベスト8まで進出しました

経験と実績を積み、迎えた今夏の大会。甲子園優勝経験もある花咲徳栄が5回戦で敗れるなど波乱が起きる中、着実に勝ち進み、準決勝は春日部共栄、決勝は昌平と県内の強豪校に勝利し、埼玉の頂点に立ちました!

注目選手

そんな、埼玉県において春夏連覇を達成した浦和学院の注目選手は、三奈木 亜星です。

参考:「ドラフトレポート 三奈木 亜星(浦和学院)」

投手としては最速146km、外野手としては鋭い打球でクリーンアップも任される、二刀流選手です!

ただ、今夏の県大会で投手として出場したのは、3回戦の越谷南戦の1/3イニングのみで、主に吉田 匠吾や2年生の宮城 誇南が主に投手陣を支えました。

恐らく、甲子園でも主に野手として出場する機会が多いと思いますが、打撃力も目に留まるものがありますので、是非注目したいと思います!

ベスト8までの道のり

では、浦和学院のベスト8(準々決勝)までのトーナメント表を見ていきましょう。

浦和学院 トーナメント表

浦和学院 トーナメント表(引用:日本高等学校野球連盟)

引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟

まず、浦和学院が組合せにおいて有利なのが、2回戦からということです!

2回戦からなので、2連勝でベスト8進出です!

浦和学院の下の対戦カード、日大山形vs米子東は1回戦です。その勝者(8/10 日大山形が勝利)と浦和学院は2回戦を戦います。

単純に既に1試合を戦った相手と戦うわけですから、体力的には初戦を戦うチームの方が残っています。

しかし、試合勘や甲子園での慣れ度というのは、1回戦を戦ったチームの方が上です。しかも、浦和学院は2018年の選手権以来、甲子園に出場していないのでメンバー全員初甲子園ということになります。

とはいえ、チームを率いるのは、春夏合わせ23回のうち21回の甲子園出場に導いた森 士監督。百戦錬磨の采配でチームを勝利に導くでしょう。

また、このブロックでは、浦和学院が実力的に頭一つ抜けていると思いますので、浦和学院をベスト8に予想しました!

県大会決勝後の優勝監督インタビューで、この全国選手権大会での退任を表明した森 士監督

有終の美を飾るため是非、優勝を目指してほしいです!

初戦が最大の難敵

2校目、最後にベスト8入りすると予想するのは、専大松戸(千葉)です!

夏の甲子園は、6年ぶり2度目の出場です。

昨秋以降の成績

始めに、昨秋の県大会以降の成績を見ていきましょう。

昨秋以降の成績(一部のみ)

【2020秋】

県大会準々決勝  〇 7-6 千葉学芸

県大会準決勝   ● 3-6 東京学館

県大会3位決定戦 〇 9-1 千葉英和     県大会3位

関東大会1回戦  〇 8-0 鹿島学園(茨城)

関東大会準々決勝 〇 6-0 鎌倉学園(千葉)

関東大会準決勝  ● 2-9 健大高崎(群馬) 関東大会ベスト4(選抜出場)

【2021選抜】

選抜1回戦 ● 0-2 中京大中京(愛知) 1回戦敗退

【2021春】

県大会準々決勝  〇 13-2 習志野

県大会準決勝   〇 7-0  県船橋

県大会決勝    ● 2-8  千葉学芸    県大会準優勝

関東大会2回戦  〇 6-0  駿台甲府(山梨)

関東大会準々決勝 〇 9-5 浦和学院(埼玉)

関東大会準決勝  〇 3-2 桐光学園(神奈川)

関東大会決勝   〇 7-6 関東第一(東京) 関東大会優勝

【2021夏】

県大会準決勝 〇 7-2  八千代松陰

県大会決勝  〇 10-6 木更津総合 県大会優勝

昨秋の県大会では準決勝で敗れ、例年であれば関東大会に出場できないのですが、偶然にも昨秋の関東大会は千葉開催であった為、千葉で3枠与えられました。

そして、3位決定戦で勝利し、見事関東大会でベスト4まで進出し、選抜に初出場しました!

選抜は残念ながら1回戦で敗退しましたが、春の県大会でも準優勝しました。

そして、千葉代表として出場した関東大会では、関東第一や桐光学園など、関東の強豪校を次々と倒し、優勝を果たしました!

「関東王者」という名を引っ提げて迎えた夏の県大会。決勝戦では、昨夏の独自大会決勝で敗れた木更津総合を相手に、同点で迎えた13回裏に吉岡 道泰の劇的満塁サヨナラホームランで、春夏連続の甲子園出場を決めました!

注目選手

そんな、現在関東大会1回戦から公式戦11連勝中の専大松戸の注目選手は、投手の深沢 鳳介です。

参考:「ドラフトレポート 深沢 鳳介(専大松戸)

右サイドハンドながら、140キロ前後のストレートを内外角に投げ込み、2種類のスライダーとカーブ、シュートを交え、相手打者を上手く打ち取っていきます。

選抜ではベスト4まで進出した中京大中京相手に、8回2失点被安打3奪三振7と好投しました!

プロ注目でもある深沢。甲子園でも、プロのスカウトをさらに唸らせるようなピッチングを見せてほしいです!

ベスト8までの道のり

では、専大松戸のベスト8(準々決勝)までのトーナメント表を見ていきましょう。

専大松戸 トーナメント表

専大松戸 トーナメント表(引用:日本高等学校野球連盟)

引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟

今回、専大松戸をベスト8に予想しましたが、恐らく初戦の相手がこのブロック最大の難敵です。

初戦の相手は、明豊(大分)です!

今春の選抜では、智弁学園(奈良)や専大松戸が初戦で負けた中京大中京(愛知)に勝利し、準優勝に輝きました!

そして、夏の大分大会で見事優勝し、春夏連続の出場を果たしました!

まさに、今大会の優勝候補でもある明豊が初戦の相手ですが、選抜で甲子園を経験したことや、ここまでの戦いぶりを見ていれば、決して勝てない相手ではないと思います!

初戦で最大の難敵を倒せれば、チーム全体が勢いづくと思います。

とは言え、3回戦で今春の選抜にも出場した神戸国際大付(兵庫)や北海(南北海道)と当たる可能性もあり、ベスト8までの道のりが容易ではないことは確かです。

ただ、初戦で明豊を倒せれば、2、3回戦を勝ち進めるだけの力があることは証明できます。

専大松戸としては、エース・深沢を中心に何が何でも初戦を突破し、甲子園初勝利を手にした上で、その先の優勝を目指して欲しいと思います!


まとめ

東京を除く関東の高校でベスト8入りと予想するのは、浦和学院(埼玉)専大松戸(千葉)の2校です。

浦和学院は、2回戦からということもあり、関東の高校の中で最もベスト8入りする確率が高いと思います。

一方、専大松戸に関しては、関東の中でも有数の実力を誇りますが、初戦が明豊ということもあり、ベスト8までの道のりは決して容易ではありません。しかし、「春の関東王者」、「夏の千葉王者」という二つの栄冠は、明豊を倒せるだけではなく、優勝を目指せるほどの実力も持ち合わせていると思います!

東京の高校は?

さて、今回扱ったのは、東京を除く関東の高校であり、西東京の東海大菅生東東京の二松学舎大付属については今回扱いませんでした。

そして私自身、少なくとも1校以上はベスト8入り予想をしました!

東京の高校に関しては、次回の記事で扱いたいと思います。乞うご期待!

では、今日はこの辺で失礼しますm(__)m

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