こんにちは!一般ぱんだです!
10月に入り遂に、秋の東京都高校野球大会本戦が開幕しました!
この大会で優勝したチームは春の選抜に出場確実となります!(準優勝チームは、関東の5校目との比較で出場できるかが決まります)
私の観戦1戦目は、今夏に観戦レポートもあげてきた郁文館の初戦、明星との試合を観戦してきたので、今回はその観戦レポートをお届けしようと思います!
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一次予選戦績
今回の試合内容に行く前に、両校の一次予選の戦績を振り返っていこうと思います。
明星
第7ブロックA代表
1回戦 vs都立四商 17-0(5回コールド)
代表決定戦 vs都立国分寺 3-2(延長10回)
初戦は1イニング13得点を記録するなど、都立四商を圧倒し17-0で5回コールド勝ち。
代表決定戦では、9回表まで2点リードされていましたが、その裏に2点を返し同点。さらに、10回裏に1点を取り都立国分寺にサヨナラ勝ちしました。
郁文館
第13ブロックB代表
1回戦 vs区立九段中等教育 6-2
代表決定戦 vs東京学芸大附 24-0(5回コールド)
初戦は、右腕の森 脩真と左腕の姚 柏宇の投手リレーで九段中等に6-2で勝利。
代表決定戦では、4回までに24得点を奪って学芸大附を圧倒し、24-0で勝利しました。
スタメン
それでは、スターティングメンバーを発表いたします。
郁文館(先攻)
まずは、先攻の郁文館。
- 遊 髙橋 颯太(2年・右投・左打)
- 二 林 侑佑哉(2・右・右)
- 左 大熊 拓未(2・右・右)
- 捕 小沢 大輔(2・右・右)
- 中 水野 雄太(2・右・右)
- 三 清野 豪太(1・右・右)
- 一 松山 太陽(1・右・右)
- 右 千葉 大輝(2・左・左)
- 投 姚 柏宇(2・左・左)
先発は、エース左腕の姚と今夏はファーストでレギュラー出場していた小沢のバッテリー。
投手は、前チームの絶対的エースの甲斐 一馬からエースナンバー1を引き継いだ同じく左腕の姚。
野手も、夏の大会でレギュラーだったのは大熊と小沢の2人のみと、前チームとは大きく入れ替わった布陣となりました。
新チームの郁文館が、西東京の実力校・明星相手にどのような戦いをするか注目です!
明星(後攻)
続いては後攻の明星。
- 遊 長島 幸生(2・右・右)
- 二 小林 弘汰(2・右・右)
- 左 佐藤 涼太(1・右・右)
- 一 柏木 匠翔(2・右・右)
- 捕 大谷 真之介(2・右・右)
- 中 原嶋 優斗(2・右・右)
- 三 伴野 晃平(2・右・左)
- 右 佐々木 春(1・右・右)
- 投 藤田 陽紀(2・左・左)
先発は、変則左腕の藤田と大谷のバッテリー。
打者9人のうち7人が右バッターの明星打線。郁文館の左腕・姚を相手に左右の利を活かせるか注目です!
ハイライト
満塁のピンチを背負う2回
初回はそこまでのピンチもなく、迎えた2回はお互いに満塁のピンチを背負います。
先にピンチを迎えたのは明星。
2回表、郁文館の4番・小沢がライト前ヒットで出塁します。
5番、6番は凡退し、2アウトとなりますが、7番、8番に連続フォアボールを与え、満塁のピンチを背負います。
しかし、藤田が9番・姚を見逃し三振に仕留め、満塁のピンチを切り抜けます!
逆に、チャンスを活かせなかった郁文館はこの裏にピンチを迎えます。
姚が5番・大谷にフォアボールを与えると、6番・原嶋が送りバントを決め、1アウト二塁と得点圏にランナーを進めます。
さらに、7番、8番に連続フォアボールを与えてしまい、郁文館もノーヒットで1アウト満塁のピンチを作ってしまいます。
しかし、9番・藤田を浅いレフトフライ、初回に内野安打を打っている1番・長島をサードゴロに仕留め、郁文館も満塁のピンチを切り抜けます!
突然の先制点
3回にも2アウト一、三塁のチャンスを活かせなかった郁文館は、4回表に意外な形で先制します。
1アウトランナー無しで打席が回って来た一年生の7番・松山がレフトへのホームランを放ち、1-0と先制に成功します!
ここまで両チーム共に長打が無かったので、ホームランでの先制は意外でしたし、2回、3回どちらのチャンスも潰していた郁文館にとっては、ホームラン一発での先制は、明星に主導権を握らせなかったという意味でも大きかったと思います。
先制した後の立て続くピンチ
松山のホームランで先制した郁文館は、直後の4回にピンチを迎えます。
姚が5番、6番を二者連続三振に仕留めた後、7番・伴野をこの日4つ目のフォアボールで出塁させると、8番・佐々木をセカンドのエラーで出塁させ、2アウト一、三塁。
さらに、一塁ランナー・佐々木が二盗を決め、9番・藤田に5つ目のフォアボールを出し、2アウトランナー無しから満塁の大ピンチを背負います。
しかし、この日4つ目の三振(空振り三振)で切り抜け、得点を与えません!
5回にも2番・小林のライト前ヒットとピッチャーのエラー、4番・柏木の送りバントで、今度は1アウトで二、三塁のピンチを背負います。
ここで、5番・大谷の打席でエンドランを仕掛けますが、郁文館バッテリーは大きく外したため、大谷はバットに当てれずに、三塁ランナーが挟殺プレーでアウトになり、2アウトとなってしまいます。
なおも三塁と同点のチャンスでしたが、セカンドゴロに倒れ、3アウト。
郁文館は4、5回と2イニング連続でランナーを三塁まで進塁させましたが、姚の粘りの投球もあり、無失点でピンチを切り抜けます!
貴重な追加点
ピンチを切り抜けた郁文館は、終盤に追加点のチャンスを作ります。
7回表、1番・髙橋からの好打順で、その髙橋がピッチャーのエラーで出塁すると、送りバントとフォアボールで1アウト一、二塁と追加点のチャンスを作ります。
ここで、本日3打数2安打の4番・小沢に打席が回ります。
その小沢がセンター前ヒット!センターが打球を少し後ろに逸らしている間に二塁ランナーが一気にホームまで生還し、2-0と貴重な1点を追加します!
なおも二、三塁の場面で、明星はピッチャーを藤田からここまでショートを守っていた長島に代えます。
ピッチャー代わり端で、難しい打席だったとは思いますが、5番・水野がライトへきっちりと犠牲フライを放ち、3-0と突き放します!
郁文館打線が終盤に来て、突き放しにかかります!
姚の終盤のピッチング
貴重な援護をもらった姚は、7回裏に二者連続三振を奪うなどの力投。
8回裏には、5番・大谷、7番・伴野のヒットと8番・海老沢のセカンドゴロで1点を返されてしまいますが、9回裏はこの日9個目の三振を奪うなど、明星打線を三者凡退に抑え、ゲームセット!
4-1で郁文館が勝利しました!
郁文館:姚(9回1失点)ー小沢
明星:藤田(6回1/3・3失点)、長嶋(2回2/3・1失点)ー大谷
本塁打:松山(郁・4回・ソロ)
二塁打:小沢(郁・7回)、大熊(郁・9回)
猛打賞:小沢(郁・2、5、7回)
2安打:小林(明・5、7回)
総括
郁文館は、先発ピッチャー・姚の粘り強いピッチングが勝利を呼び込みました。
2回にはフォアボール3つ、3回にもフォアボールを2つ出し、2イニング共にフォアボールを連発し、自らピンチを背負ってしまいました。
しかし、要所を締めて無失点に抑え、2、3回を含めて5イニング、得点圏にランナーを背負いましたが、失点は8回の内野ゴロの間の1点のみに抑えました!
姚は6安打、6四死球と味方のエラー2つで、14人のランナーを出塁させました。
安打での出塁は、相手のバッティングもあるので仕方ない部分はありますが、四死球とエラーでの出塁は、自らの手である程度は防げる出塁なので、四死球6とエラー2は少し勿体ない出塁が多いと感じました。
姚も含め郁文館として、今後の課題となってくるのではないかと思います。
一方、明星はヒットやフォアボールで14人のランナーを出塁させながらも、1点しか入らなかったのは、とても勿体ない攻撃ではないかと思います。
特に、1アウトで三塁まで出塁させられた2回と5回に得点が得られなかったのは非常に勿体なかったと感じます。
変則左腕・藤田や、6本のヒットを出した打線など、チーム自体のポテンシャルは高いように感じたので、チャンスでの得点力を高められれば、春・夏の大会でさらに勝ち進めるのではないかと思います!
今日はこの辺で失礼しますm(__)m