こんにちは!一般ぱんだです!
前回の記事2021年全国高等学校野球選手権大会 ベスト8予想 ~東京編~ では、西東京代表の東海大菅生をベスト8に予想しました。
初戦は、17日(火)の第一試合、大阪桐蔭が相手です。言わずと知れた強豪校ですが、西東京代表として是非頑張って欲しいです!
さて今回は、前回の記事で扱わなかった東東京代表の二松学舎大付属の展望を予想していきたいと思います!
夏の甲子園、初の2戦目突破でベスト8へ
それでは早速、二松学舎大付属(東東京)の展望を予想していきましょう!
昨秋以降の成績
始めに、昨秋の都大会以降の成績を見ていきましょう。
昨秋以降の成績(一部のみ)
【2020秋】
都大会準々決勝 〇 6-4 早稲田実業
都大会準決勝 ● 2-3 日大三 都大会ベスト4
【2021春】
都大会準々決勝 〇 14-7 大森学園 二松学舎vs大森学園 観戦レポ
都大会準決勝 ● 4-5 日大三 二松学舎大附属vs日大三 観戦レポ
都大会ベスト4
【2021夏】
東東京大会準決勝 〇 4-2 帝京
東東京大会決勝 〇 5-1 関東第一 東東京大会優勝
昨秋・今春の都大会は、二季連続で準決勝において西東京の日大三に惜敗し、ベスト4となりました。
迎えた夏の東東京大会。初戦の東京成徳大との3回戦では、残塁11を記録し3-0と苦戦を強いられましたが、その後の準々決勝までは3試合連続でコールド勝ち。
そして、準決勝は帝京相手に4-2、決勝では春の東京を制した関東第一を5-1で退け、東東京大会優勝!
3年ぶり4度目の甲子園出場を手にしました!
注目選手
では、投手・野手それぞれ1人ずつ注目選手を紹介していきたいと思います。
投手の注目選手
投手の注目選手は、秋山 正雲です!
東海大菅生の本田 峻也と共に、東京を代表する左腕であり、プロ注目ピッチャーです。
170cm、75kgと決して大柄ではありませんが、右膝を大きく上げての体を大きく使ったフォームからは、最速146kmの威力の強いストレートを投げることが出来ます!
さらに、威力の強いストレートを見せられた後に、緩急のあるチェンジアップで落とされたら、バッターはたまらずバットが出て、三振を奪うことも出来ます。
夏の予選では、全6試合のうち5試合に登板、3試合に先発し、決勝の関東第一戦では、6回までノーヒットピッチング。9回まで投げ切り、8奪三振1失点。東東京大会優勝に大きく貢献しました!
夏の予選では主に、2年生左腕の布施 東海と共に投手陣を支えました。
今大会でも、その布施と共に投手陣を支え、上位進出を目指してほしいです!
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野手の注目選手
野手の注目選手は、関 遼輔です!
主将で4番に座り、打順のみならず、チームの核となる存在です!
夏の予選では、ホームランこそありませんでしたが、182cm、93kgと恵まれた体格からのフルスイングは、打球にパワーがあり、外野の間を抜ける打球も多く打つことが出来ます。
チームを率いる市原 勝人監督も「ここという場面で打ってくれそうな雰囲気がある」と期待しているだけに、甲子園でも良い場面で、チームの勝利に導くバッティング、あわよくばホームランを打って欲しいと思います!
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ベスト8までの道のり
では、二松学舎大付属のベスト8(準々決勝)までのトーナメント表を見ていきましょう。
二松学舎大付属 トーナメント表
引用先:http://www.jhbf.or.jp/sensyuken/2021/tournament/ 公益財団法人 日本高等学校野球連盟
2回戦からのトーナメントで、2連勝すればベスト8です!
初戦の相手は、選手権出場6回、1992年には優勝も果たしている福岡の強豪・西日本短期大付属。
勝てば、選手権は初出場ながら春夏連続の甲子園出場となる京都国際(京都)と県大会決勝では、選抜に出場した健大高崎を退け、5大会連続の出場となる前橋育英(群馬)の勝者と対戦することになります。
西東京の東海大菅生は、初戦の大阪桐蔭といい、近江や沖縄尚学などの強豪校が揃っている中で3連勝をしなければベスト8に進出できない為、そういった意味では、2連勝でベスト8の東東京の二松学舎の方が恵まれているとも言えます。
ただ今回、このブロックにおいて最大の難敵になるのが、京都国際と予想します。
昨秋の京都大会では、3位の成績を残し近畿大会に出場すると、和歌山2位の和歌山東と兵庫1位の神戸国際大付属を相手に2連勝し、ベスト4の成績を収め、春夏通じて初の甲子園出場を果たしました!
そして迎えた選抜では、1回戦で宮城の柴田に5-4で勝利すると、2回戦では秋の東京を制した東海大菅生が相手になりました。
4回までに2点をリードされていましたが、5回表に一挙4得点を奪い、逆転。9回表まで2点差のリードを守っていましたが、9回裏に東海大菅生に一挙3得点を奪われ、惜しくもベスト8とはなりませんでした。2021年選抜高校野球 東海大菅生劇場!
その後行われた春季京都大会では優勝し、近畿大会もベスト4まで進出。そして、夏の京都大会でも優勝、2季連続で京都を制し、春夏連続の甲子園出場を手にしました!
選抜の東海大菅生vs京都国際をテレビで観ていましたが、2年生のピッチャー・森下 瑠大が四死球を3つしか出さないなど、要所を締めるピッチングで得点を与えませんでした。
また、2点を追う5回表。2アウト満塁の場面で、中川 勇斗が走者一掃のレフトオーバーの2ベースを放つなど、甲子園初出場ながら、秋の東京を圧倒した東海大菅生をここまで苦しめたことに衝撃を受けました。
その京都国際が春夏連続で京都を制したということで、選抜よりもさらに力を付けていると思いますので、二松学舎大付属を含め、どのチームにとっても強敵になるのは間違いないでしょう。
ですが、二松学舎大付属も秋山や布施の投手陣は、そう簡単には相手も得点を奪えないでしょうし、関や永見 恵多、丸山 丈史を中心とした打撃陣が機能した時の爆発力は相当なものがあります!実際に、春季都大会準々決勝・大森学園戦で1イニング11得点を記録しました。
二松学舎大付属は過去3度、夏の甲子園に出場し、全ての大会で初戦を突破していますが、2戦目で勝ったことは未だにありません。
東東京大会後の優勝監督インタビューで、市原監督も「優勝を目指す」と言っているだけに、2戦目を突破し、ベスト8、その先の日本一を目指してほしいと思います!
3回戦は、二松学舎大付属vs京都国際になると予想します!
今日はこの辺で失礼しますm(__)m
参考文献:岡本朋祐(編集長)「週刊ベースボール別冊立夏号 第103回全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会展望号」,ベースボール・マガジン社,2021年6月28日