高校野球

東海大相模vs桐光学園 観戦レポ

こんにちは!一般ぱんだです!

今回ですが久しぶりに、高校野球について書いていこうと思います!

というのも、5/4(木)に春季神奈川県高校野球大会決勝戦、東海大相模vs桐光学園を横浜スタジアムで現地観戦してきたので、その試合の観戦レポートを書いていきます!

5月15日(土)開幕の春季関東大会では、神奈川県2位が日大三の相手になります。東京都高校野球ファンにとっても、興味深い対戦となります!

東海大相模については、今年のセンバツに出場した時に、記事も書いたので、是非ご覧下さい!↓

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スタメン

それではまず始めに、両チームのスターティングメンバーをお伝えいたします!

桐光学園(先攻)

  1. 右 寺井(3年·左投·左打)
  2. 三 篁(たかむら·2·右·右)
  3. 遊 内囿(うちぞの3·右·右)
  4. 捕 石井(2·右·左)
  5. 左 澁澤(3·左·左)
  6. 二 米山(2·右·右)
  7. 一 松井(3·右·左)
  8. 投 中嶋(3·右·右)
  9. 中 松江(3·右·右)

桐光学園の先発ピッチャーは、準決勝·横浜戦で8回1失点の好投を見せた中嶋が、2日連続の先発です。

強打の相模打線相手にどこまで通用するか、スタミナ的にどこまで持つかが注目です!

桐光学園 中嶋 太一桐光学園 中嶋

東海大相模(後攻)

  1. 左 門馬(3·右·右)
  2. 二 綛田(3·右·左)
  3. 捕 小島(3·右·左)
  4. 三 柴田(3·右·左)
  5. 一 百瀬(2·右·左)
  6. 遊 大塚(3·右·左)
  7. 右 遠藤(3·右·右)
  8. 中 加藤(3·右·右)
  9. 投 武井(2·左·左)

東海大相模の先発ピッチャーは、4/18、4回戦·三浦学苑戦以来の先発の左腕·武井。

武井を長いイニング投げさせるのか、センバツでも発揮した投手層の厚さを生かし、継投してくるのかが注目です!

東海大相模 武井 京太郎東海大相模 武井

ハイライト

東海大相模、先制!

後攻の東海大相模は初回、いきなり先制に成功します!

1番·門馬が初球を引っ張り、レフトフェンス直撃の2ベースヒットを放ち、いきなりチャンスを作ります!

この後、1アウトになりますが、3番·小島が2球目をセンター前に運び、0-1、いきなり先制します!

東海大相模 小島 大河東海大相模 小島

桐光学園、早い段階で同点に。

初回に先攻された桐光学園は早い段階で同点に追い付きます!

2回は三者凡退で攻撃を終了しましたが、

3回表、先頭の9番·松江がレフト前ヒットを放つと、一塁ランナーになった松江が盗塁を試みます。

すると、キャッチャーの送球が高くなってしまい、センター方向に転がる間に、松江は三塁に到達し、0アウト三塁のチャンスを作ります!

この後、四球とライトフライで、1アウト一、三塁になり、3番·内囿がスクイズを決め、序盤で同点に追い付きます!

桐光学園 内囿 光人桐光学園 内囿

桐光学園、逆転!

同点に追い付いた桐光学園は直後の4回表にもチャンスを作ります!

東海大相模は、この回からピッチャーが大森にスイッチします。

東海大相模 大森 幹大東海大相模 大森

桐光学園は、先頭の5番·澁澤が四球で出塁すると、盗塁も決め、0アウト二塁と勝ち越しのチャンスを作ります!

6番·米山が送りバントを決め、ランナーを三塁に進めると、7番·松井が上手く逆方向へ流し、2-1と逆転に成功します!

東海大相模、反撃!

逆転を許した東海大相模は、こちらも直後に反撃に出ます!

5番·百瀬が1アウトから四球で出塁すると、6番·大塚がこの日2本目のヒットとなる、ライトフェンス直撃のスリーベースを放ち、2-2の同点にすぐさま追い付きます!

東海大相模 大塚 瑠晏東海大相模 大塚

さらにこの後、2アウト一、三塁のチャンスを作ると、先ほど逆転を許した9番·ピッチャーの大森が上手くライト前に流し、2-3と自らのバットで逆転に成功します!

東海大相模 大森 幹大 打席東海大相模 大森

さらにさらにこの後、ファーストランナーが二盗を決め、2アウト二、三塁と追加点のチャンスを作ると、1番·門馬に打席が回ります。

門馬は、三遊間へ抜けようかという打球を放ち、ショートも追い付き、懸命にファーストへ投げますが、門馬も一塁にヘッドスライディングをし、セーフ!その間に三塁ランナーが還り、2-4、さらに二塁ランナーも生還を試みますが、ここは桐光学園ファーストの松井が落ち着いてホームに送球し、ホームタッチアウト。

東海大相模はこの回一気に3点を奪い、2-4と逆転に成功します!

食い下がる桐光学園

勝ち越した直後に逆転を許した桐光学園も直後に反撃に出ます!

先頭の1番·寺井が高めに浮いた球をライト前へクリーンヒットで0アウトから出塁すると、2番·篁が送りバントを決め、1アウト二塁と得点のチャンスを作ります。

桐光学園 篁 哲郎桐光学園 篁

3番·内囿が空振り三振に倒れ、2アウトになったところで、4番·石井がレフトへ流し打ちし、2アウト一、三塁と一塁ランナーが還れば、同点の場面を作ります。

ここで、東海大相模はピッチャーを大森からセンバツでも登板した、求がマウンドに上がります。

しかしいきなり、5番·澁澤にデッドボールを与えてしまい、2アウトながら満塁としてしまいます。

逆に、同点のチャンスを作った桐光学園は、6番·米山が高めの球を逆方向のライト前へ放ち、三塁ランナーはもちろんですが、二塁ランナーも生還を試みます。

しかし、相模のライト·加藤がホームへ好返球!二塁ランナーの生還は阻止し、3-4とこのイニング1点止まりにします!

最後の意地

この後、お互いに点が取れない状態が続き、9回表に入り、桐光学園が意地を見せます!

先頭の9番·松江がこの日2本目のヒットとなる、レフト線ギリギリのツーベースを放ち、0アウト二塁と同点のチャンスを作ります!

ここで、東海大相模はピッチャーを求から、こちらもセンバツ優勝に貢献した石川にスイッチします。

東海大相模 石川 永稀東海大相模 石川

代わった石川は、1番·寺井を見逃し三振に仕留め、幸先良く1アウトを取ります。

しかし、2番·篁にデッドボールを与えてしまい、一、二塁とすると、3番·内囿がセンターへ大きなフライを打ち、二塁ランナーがタッチアップを決め、2アウト一、三塁とします。

ここで、今日2本ヒットを打っている4番·石井に打席が回ります!

石井はライトへ大きな打球を放ちますが、飛距離が延びずライトがキャッチし、ゲームセット!

3-4で東海大相模が勝利しました!

東海大相模 選手挨拶 桐光学園 選手挨拶 5月4日(日)東海大相模vs桐光学園 バックスクリーン

総評

全体評

3-4と、拮抗した試合になりましたが、ヒット数も桐光学園は9本、東海大相模は10本、エラーの数はお互い1つずつ、与四死球は桐光学園は4つ、東海大相模は5つ、盗塁の数はお互い2つずつと、内容も拮抗した試合になりました。

今回の東海大相模の勝因は、4回裏のチャンスを生かした3得点にあると思います。

桐光学園は、3イニングで1点ずつの3得点でしたが、相模は、1イニングで3得点を奪ったわけですから、どちらが効率良く得点を取れたかと言われれば、後者の方になるでしょう。

強いチームは、1試合に必ず1イニングは複数得点のイニングを作る印象です。

この試合では、東海大相模が4回裏に3得点を奪ったことにより、常に試合の主導権を握ることが出来たのではないかと思います。

東海大相模 寸評

1点差のギリギリの勝負にはなりましたが、相模にとっては投手陣を色々試せた試合になったのではないかと思います。

先発の武井が3回1失点、2番手の大森は1回2/3を2失点、打席では1本のタイムリーヒット、3番手·求が3回無失点、最後の4番手·石川も1回無失点と、決勝戦で4人のピッチャーで継投しました。

さらに、甲子園でも好投し、プロ注目のエース·石田を今大会では、4/17の3回戦·平塚学園戦の1回1/3しか投げさせず、優勝することができました。

野手では、怪我の影響で、センバツではボールボーイを務めた仙庭が今大会から復帰し、準決勝·日大藤沢戦ではホームランを放ったのも好材料の一つです。

この後に行われる春季関東大会もですが、もう既に夏季神奈川県大会、さらには、夏の甲子園優勝も見据えた戦いをしていると、この試合を観て感じました!

桐光学園 寸評

センバツで優勝した東海大相模相手に、1点差ゲームを演じられたのは、今後の好材料にもなりますが、欲を言えば、勝ってもおかしくなく、勝ちたかった試合なのではないかと思います。

相模のマウンドに上がったピッチャー全員から、ヒットやフォアボールやデッドボールで出塁しており、チャンスは作りました。

しかし、点を取ることが出来たのは、2~4回の1点ずつと、序盤の3得点に終わりました。

相模も初回の1点と、4回の3点と、序盤に取った4得点しかこの試合は取れませんでした。

ですが、桐光学園はこの1点差を追い付けずに負け、逆に相模は継投などで1点差を守りきり勝ちました。

この、小さいようで大きな差を追い付くことが出来れば、夏の県大会で相模にリベンジすることも可能ではないでしょうか!

そういった意味でも、春の関東大会で、桐光学園が同じように1点差ゲームになった時に、勝ちきれるかどうかが、課題になるのではないかと思います。

ギャラリー

今回も何枚か写真を投稿します!

石田 隼都(東海大相模)

東海大相模のエース。

今大会では1試合しか登板しませんでしたが、夏大会にはさらに成長した姿でマウンドに上がる姿が想像できます!

自分が座った席がブルペンに近かったので、割と近くで撮ることができました。

東海大相模 石田 隼都 東海大相模 石田 隼都 東海大相模 石田 隼都

柴田 疾(東海大相模)

東海大相模の4番で主砲。

センバツでも4番に座り、今大会も打率.400でチームを引っ張りました!

この試合では、ノーヒットに終わりましたが、甲子園·春夏連覇には、柴田のバットが欠かせません!

東海大相模 柴田 疾 東海大相模 柴田 疾 東海大相模 柴田 疾

針谷 隼和(桐光学園)

5回から登板した2番手ピッチャー。

大会全体を通しても、リリーフとして登板し、全体の防御率0.82と好投してきました。

まだ2年生と伸び代十分ですが、エース·中嶋とのタッグで、夏の神奈川県大会制覇を目指してほしいです!

桐光学園 針谷 隼和 桐光学園 針谷 隼和

関東大会の初戦

それでは、東海大相模、桐光学園両校の関東大会初戦のカードを紹介し、今回は終わりたいと思います。

  • 東海大相模vs日本航空(山梨2位) (15日·14:00~、山日YBS)
  • 桐光学園vs日大三(東京1位) (15日·9:30~、富士北麓)

日大三の相手は、桐光学園になりました。

この試合の展望については、また後日ブログに投稿したいと思います。

 

今回はこの辺で失礼します\(_ _)