こんにちは!一般ぱんだです!
さて、今回は4月25日に行われる予定だった春季東京都大会決勝、関東第一vs日大三が、緊急事態宣言発令の為、6月21日に再延期されました。
その決勝戦を、府中市民球場にて観戦してきましたので、その観戦レポートをお伝えしていこうと思います!
(一度、5月28日に延期される予定でしたが、日大三の部員に新型コロナウイルス感染者が確認された為、再延期になりました)
関東第一、日大三の準決勝も過去にブログにアップしていますので、是非ご覧ください!↓
スタメン
それではまず始めに、両チームのスターティングメンバーをお伝えします。
日大三(先攻)
- 中 星(3年·右投·左打)
- 二 齋藤(3·右·右)
- 右 井坪(3·右·左)
- 一 山岡(3·右·右)
- 左 土屋(3·左·左)
- 遊 鎌田(3·右·右)
- 三 川島(3·右·左)
- 捕 安田(3·右·右)
- 投 宇山(3·左·左)
4月まで行われた準決勝のスタメンとはほぼ変えず、先発ピッチャーもエースの宇山 翼が登板。
準決勝で東海大菅生に勝ち、さらに、関東大会準優勝と実績を残した関東第一に対し、どのような戦いが出来るか注目です!

関東第一(後攻)
- 右 染谷(3·右·右)
- 二 立花(3·右·右)
- 三 初谷(3·右·左)
- 遊 楠原(3·右·左)
- 一 津原(3·右·右)
- 投 市川(3·右·右)
- 中 五十嵐(3·右·左)
- 捕 石見(3·右·右)
- 左 滝川(3·右·左)
準決勝の東海大菅生戦の先発ピッチャーは、背番号11の鈴木 義信でしたが、決勝はエースの市川 祐が先発です。
夏前最後の公式戦で、どこまで調子を上げているか注目です!


ハイライト
先手を打つ関東第一
初回は三者凡退で終わり、続く2回も2アウトまで取られた関東第一は、6番·投手の市川がセンター前ヒットで出塁すると、ワイルドピッチと死球で2アウトながら、一、三塁とチャンスを作ります。

ここで打席が回ってきた8番·石見 陸がライト前に運び、0-1と先制に成功します!
さらに、9番·滝川 柊憂もライト前ヒットを打ち、0-2とさらに追加点を奪い、この回2点を先制しました!
初出塁からの反撃 日大三
3回まで三者凡退と、ここまで関東第一·エースの市川に完璧に抑え込まれている日大三は、4回も2アウトまで取られた後、3番·井坪 朝陽がレフト前ヒットを打ち、チーム初ヒットを打ちます。
続く4番·山岡 航大はショートゴロを打ってしまいますが、ショートが打球を処理できず、エラーで出塁、さらに、5番·土屋 マックス 清文もセカンドゴロを打ちますが、セカンドが悪送球し、2アウト満塁と大チャンスを作ります!
しかし、打席が回ってきた鎌田 慎也が市川の前に見逃し三振。
2アウトからチャンスを作りましたが、無得点に終わりました。
追撃する打線
3回まで日大三·エースの宇山から4安打を打っている関東第一は、4回にもチャンスを作ります。
6番·市川がこの日2本目のヒットを打つと、7番·五十嵐 奨斗のバントが、日大三の内野の連携ミスもあり、ヒットとなり、0アウト一、三塁と追加点のチャンスを作ります!
ここで、先制タイムリーを打った8番·石見がセンターへフライを打ち、犠牲フライとなり、0-3と追加点を奪います!
さらに、9番·滝川がこの日2本目のタイムリーヒットとなるセンター前ヒットを放ち、0-4とさらに追加点を奪います!
関東第一はこの回だけで3本のヒットを放ち、打線が機能します。
中々機能しない打線
4回までに4点を取られた日大三は中盤以降反撃したいところですが、5回から8回まで0ヒットに抑え込まれます。
それどころか、三者凡退に抑えられ、三振も8回までに8つ奪われ、市川に完璧に抑えられてしまいます。
最後の意地
6回にも自らのエラーで1点を追加され、5点差にまでされた日大三は9回に最後の意地を見せます。
先頭の1番·星 憂芽がライト前ヒットを打ち、チーム2本目のヒットを放ち、0アウトから初めて出塁します!

続く2番·齋藤 広空はセンターへ良い打球を打ちましたが、惜しくもセンターライナーで1アウト。
そして、3番·井坪はライトへ抜けそうな打球を、セカンド·立花 大地が上手くキャッチし、セカンドゴロにします。
その間、一塁ランナーは、二塁に進み、2アウト二塁と、この試合2回目となる、得点圏にランナーを置きます!
ここで、打席には代打·林 夢人が入りましたが、レフトフライで3アウト。
0-5で関東第一が勝利しました!



関東第一 寸評
投打共に、関東第一が圧倒した試合になりました!
特に、この試合で活躍したのはエースの市川です!
投げては、最速141kmのストレートを中心に、9回2安打、8奪三振、四死球0の完封勝ち。
打っては、3安打猛打賞と、投打共に勝利に貢献しました!
市川だけでなく、9番の滝川も2安打を打つなど、チームで合計11本のヒットを放ち、日大三のヒット合計2本を圧倒しました。
勿体ないエラーが2つありましたが、夏までに修正できれば問題ないと思います。
この試合を含め、関東第一の春の戦いぶりは、夏季東東京大会優勝候補に相応しい戦いぶりであったと思います!
日大三 寸評
この決勝戦に限って言えば、日大三らしくない試合になってしまいました。
準々決勝の明大中野八王子戦では12本、準決勝の二松学舎大附属戦では11本放っていたヒットもこの試合では2本に抑え込まれました。
また、二松学舎大附属戦では、1点ビハインドで迎えた9回表に2点を取り逆転勝利した、終盤での強みも発揮できず、完封負けどころか、二塁ベースを踏めたのが、2イニングのみと、打線が寂しい日になってしまいました。
ただ、日大三は夏の序盤戦は苦労している印象があります。
2018年の夏の初戦は、ノーシードの都立杉並に対し、7-4と苦戦を強いられました。
しかし、その大会では西東京を制し、甲子園でもベスト4まで進出しました。(準決勝で吉田 輝星擁する金足農業に負け敗退)
今回の試合は、春の決勝戦なので夏のスタートラインにも立っていませんが、夏前の試合で、公式戦の勘を戻せたのであれば、日大三にとっても好材料になったのではないでしょうか。
とは言え、好投手に対する打撃も、夏までに改善する必要があるとは思います。
また、2番手投手の3年生右腕·栃原 涼太が2回2安打無失点に抑えたのは、好材料になったのではないかと思います。

両チーム投手の最速
関東第一:市川 祐 143km

日大三:宇山 翼 133km

市川は力のあるストレートでこの日は押し、強打の日大三打線相手に8三振奪い、2安打完封勝ち。
ここまでの市川の最速は145kmですが、夏大会で更新出来るかも注目したいと思います。
宇山は、市川に比べるとストレートはそこまで速くはないですが、元々、110km代のスライダーも主体としている投手。
ですので、130km代でも十分緩急があり、とても速く感じました。
東東京と西東京と地区は違うので、再戦はもうありませんが、いずれにせよ、とても楽しみなチーム·選手には間違いありません!
今日はこの辺で失礼します\(_ _)