大学野球

2021首都大学野球春季リーグ 今後の展望(首都劇場)

こんにちは!一般ぱんだです!

今回は、このブログを運営して以来初の大学野球について書いていこうと思います!

その中でも、今回は2021首都大学野球春季リーグ(一部)の展望について書いていこうと思います!

所属校紹介

まず始めに、2021首都大学野球春季リーグの所属校を紹介したいと思います!

日本体育大学

1つ目に紹介するのは、日本体育大学です!(通称、日体大)

昨秋のリーグでは、4勝1敗で優勝しました!

優勝回数は24回、2017年の秋にはリーグ優勝、神宮大会も優勝し、大学No.1の座を手にしました!

さらに最近では、松本 航(西武·ドラフト1位)、東妻 勇輔(ロッテ·ドラフト2位)、吉田 大喜(ヤクルト·ドラフト2位)、森 博人(中日、ドラフト2位)と毎年上位で投手をNPB に送り出しています!

まさに「投手王国」の日体大ですが、今季も注目の投手がいます!

1年生から外野手としても出場し、昨秋のリーグ戦では打率.368と高打率を残し、外野手としてベスト9に表彰される一方、投手としてもMAX149kmを誇る矢澤 宏太(3年·藤嶺藤沢)。

昨秋のリーグ戦、防御率0.00で最優秀投手にも選ばれ、アジア大学選手権日本代表にも選出された筒井 恒匡(4年·松本工)と来年も含めてのドラフト候補が2人も在籍しており、今季も「投手王国」は健在です!

野手では、昨秋のリーグ戦で矢澤(打率.368)と共に、当時1年生ながら高い打率を残した松浦 佑星(打率.317·2年·富島)に注目です!

武蔵大学

次に紹介するのは、武蔵大学です!

昨秋のリーグ戦では、3勝2敗10ポイントで2位になりました!(1試合、不戦勝含む)

優勝経験はなく、最近ではNPB に輩出している選手もいませんが、2017年秋季リーグから一部に昇格してから、6季のうち3季を2位という好成績を残しています!

柱となる選手としては、コントロールはリーグ随一のエース·山内 大輔(4年·東海大菅生)

武蔵大 山内武蔵大 山内

その山内と菅生時代からバッテリーを組んでおり、リードに定評のある鹿倉 凜多朗(4年·東海大菅生)

1年生から4番を務め、現在ヤクルトの吉田 大喜からもホームランを放った主砲の松下 豪佑(3年·佼成学園)と、投打に実力のある選手が揃い、リーグ随一の総合力を誇ります!

帝京大学

続いては、帝京大学です!

昨秋のリーグ戦では、3勝2敗8ポイントで3位になりました!

優勝回数は4回、最近では2017年春季リーグで優勝しました!

NPB に進んだOBとしては、里崎 智也(ロッテ·ドラフト2位)、青柳 晃洋(阪神·ドラフト5位)、社会人野球を経由した選手としては、塩見 泰隆(ヤクルト·ドラフト4位)など、NPB でも主力を担う(った)選手がいます。

1年秋から先発2番手として投手陣を支えたエース·岡野 佑大(4年·神戸国際大附)や粂 直輝(4年·明秀日立)といった豊富な投手陣や、

昨秋のベスト9にも表彰された宮川 将平(4年·成田)、草野 里葵(4年·市立船橋)を中心とした打撃陣で優勝を目指します!

筑波大学

次は、筑波大学です!(雄一の国立大学です)

昨秋のリーグ戦では、3勝2敗7ポイントで4位でした。

優勝回数は4回、最後に優勝したのは2006年の秋です!

昨年のドラフトでは、育成9位で巨人から奈良木 陸が指名されました!

現役選手では、中日の藤井 淳志(大学生・社会人ドラフト3位)がいます。

注目の選手といえば、ドラフト1位候補でMAX 151kmを誇る左腕の佐藤 隼輔(4年·仙台)がエースとしてチームを引っ張ります!

野手では昨秋のベスト9に選ばれた、清水 大海(3年·日立一)、星野 大希(4年·高崎)が打線を引っ張ります!

3選手共に公立高校出身と、他の大学に比べ公立高校出身も比較的多く主軸を担っているのも特徴です。

桜美林大学

続いては、桜美林大学です!

昨秋のリーグ戦では、1勝4敗4ポイントで5位でした。

優勝回数は2016年秋季リーグの1回のみですが、続く神宮大会でも準優勝の成績を残しました!

現役NPB選手のOBとしては、佐々木 千隼(ロッテ·ドラフト1位)と山野辺 翔(西武·ドラフト3位(三菱自動車岡崎))がいます!

他の大学と比べ、スターといえる選手は少ないですが、右腕の森田 南々斗(4年·日大山形)や左腕の多間 隼介(4年·北海)、昨秋の首位打者·河原木 皇太(3年·横浜)など実力のある選手が多いです!

甲子園出場経験のある選手や、関東の強豪校出身の選手も多数在籍している為、関東の高校野球ファンにとっては馴染みやすい大学かもしれません。

東海大学

最後は、東海大学です!

昨秋のリーグ戦では、1勝4敗3ポイントで最下位に終わりました。

優勝回数は驚異の73回で圧倒的な数字を残しています!(2位の日体大より49回も多い回数です)

最近のOBでは、菅野 智之(巨人·ドラフト1位)や田中 広輔(広島·ドラフト3位(JR 東日本))、中川 皓太(巨人·ドラフト7位)など、そうそうたるメンバーが名を連ねています!

投手陣では、昨秋のリーグ戦で防御率1点台と好成績を残した安里 海(4年·東海大相模)、高杉 勝太郎(4年·東海大札幌)らがチームを引っ張っていきたいところです!

打撃陣では、昨秋のリーグ戦で打率.375の成績を残した竹内 紘生(4年·明石商業)や4番を務めことが多かった小玉 佳吾(4年·東海大菅生)に注目です!

東海大系列出身の選手が多く、さらに、その高校は甲子園に出場(または地方大会上位)していることも多い為、東海大系ファンはもちろんですが、全国の高校野球ファンにとっても応援しがいがあるのではないでしょうか。

戦績の振り返り

それでは、ここまでは所属校を簡単に紹介していきましたが、ここからは第2週までが終わった4/29現在までの戦績を振り返っていきたいと思います!

第1週 戦績

それではまず、4/10と4/11に行われた第1週の戦績を見ていきたいと思います!

4/10

日体大 1 – 2 東海大 (勝)斎藤 礼二 (負)矢澤

帝京大 2 – 0 桜美大  (勝)岡野 佑大 (負)森田 南々斗

武蔵大 0 – 1 筑波大  (勝)佐藤 隼輔 (負)山内

4/11

東海大 7 – 4 日体大  (勝)安里 (負)筒井

桜美大 3 – 2 帝京大 (勝)山本 雅樹 (負)粂

筑波大 4 – 3 武蔵大 (勝)佐藤 隼輔 (負)山内 (12回、タイブレーク)

大学名 東海大 筑波大 帝京大 桜美林大 武蔵大 日体大 試合
東海大 ○○ 2 2 0
筑波大 ○○ 2 2 0
帝京大 ○● 2 1 1
桜美林大 ●○ 2 1 1
武蔵大 ●● 2 0 2
日体大 ●● 2 0 2

東海大が日体大に2勝、筑波大が武蔵大に2勝、帝京大と桜美林大は1勝ずつという結果になりました。

東海大は、第1戦は斎藤 礼二(3年·東海大相模)が完封、第2戦は安里や高杉、宮路(4年·東海大高輪台)ら5人の投手をつぎ込み、昨秋リーグ優勝の日体大に二連勝しました!

筑波大と武蔵大の試合は、どちらも1点差ゲーム、第2戦は延長タイブレークにまでもつれるなど、激戦になりましたが、筑波大エースの佐藤隼の活躍で武蔵大に二連勝しました!(第2戦は、佐藤隼、山内共に途中登板)

帝京大と桜美林大は、2戦共に接戦になり、1勝1敗の痛み分けとなりました。

第1週の戦績だけを見ると、二連勝した東海大筑波大が優勝候補となり、特に昨秋リーグ優勝の日体大に二連勝した東海大が有力になるのではないかと思います。

第2週 戦績

それでは次に、第1週の戦績を踏まえて、第2週の戦績を見ていきましょう!

4/24

武蔵大 5 – 3 東海大 (勝)田中 (負)斎藤 礼二

日体大 8 – 1 帝京大 (勝)矢澤 (負)永成

筑波大 2 – 4 桜美大 (勝)森田 南々斗 (負)佐藤 隼輔

4/25

東海大 2 – 8 武蔵大 (勝)松崎 (負)高杉

帝京大 6 – 7 日体大 (勝)伊藤 敦紀 (負)岡野 佑大

桜美大 5 – 2 筑波大 (勝)多間 (負)北爪

大学名 桜美林大 日体大 武蔵大 筑波大 東海大 帝京大 試合
桜美林大 ○○ ●○ 4 3 1
日体大 ●● ○○ 4 2 2
武蔵大 ●● ○○ 4 2 2
筑波大 ●● ○○ 4 2 2
東海大 ○○ ●● 4 2 2
帝京大 ○● ●● 4 1 3

波乱の展開になりました。

第1週で二連勝した東海大と筑波大が二連敗、二連敗した武蔵大と日体大が二連勝と、2勝2敗のチームが4チーム並び、早くも混戦の展開になってきました!

特に、武蔵大はエース·山内を投げさせずに、東海大に二連勝したのは大きいのではないかと思います。

また、2戦目では、1年生で東京の進学校である聖徳学園出身の松崎が、甲子園出場経験者が多く在籍している東海大打線に、キレのあるストレートとスライダーを交え、8回被安打3、失点1と好投しました!

今後、注目していきたい選手の一人です。

さらに、二連勝していた筑波大が、第1戦ではエースの佐藤隼輔が、7回2/3、2失点にまとめましたが、打線が援護できずに負け、そのままの勢いで、第2戦も北爪(2年·高崎)など4人をつぎ込みましたが、打線が桜美林の先発、多間を攻めきれず、二連敗を喫してしまいました。

二連敗していた日体大は、第1戦は先発の矢澤が7回被安打2、無失点の好投で勝ち投手となり、第2戦では、同点で迎えた9回裏に矢澤がソロホームランを放ち、サヨナラ勝ちを収め、「矢澤祭り」で帝京大に二連勝しました!

全勝のチームもなく、逆に全敗のチームもなく、どこが優勝してもおかしくない展開になっています!

今後の展望

ここまで、第二週まで終わった時点での戦績をお伝えしていきましたが、最後に、今後の展望を見ていこうと思います!

今後の日程

それでは始めに、今後の日程をお伝えしていきます。

第3週

日体大vs筑波大

武蔵大vs桜美林大

帝京大vs東海大

 

第4週

筑波大vs東海大

武蔵大vs帝京大

日体大vs桜美林大

 

第5週

日体大vs武蔵大

帝京大vs筑波大

桜美林大vs東海大

全チーム、あと3カード全6試合が組まれています。

今後の展開予想

現在首位の桜美林大は武蔵大、日体大、東海大と強豪校が揃います。

どの大学も現在2勝2敗であるため、どこか1つに二連敗すると、優勝争いが苦しくなっていきます。

一方、その桜美林大に二連敗した筑波大は、日体大、東海大、帝京大と続きます。

筑波大には絶対的エース·佐藤隼輔がいるため、打線が援護さえ出来れば、1勝ずつは計算がしやすいかと思います。

しかし、第3週の相手は、4試合19得点と打撃力の高い日体大です。筑波大としては、第3週が今後の優勝争いの鍵となっていくでしょう。

良くも悪くも、他のチームにとって、日体大と東海大との対戦が自身のチームの順位争いの鍵となってくるのではないでしょうか。

毎年、戦力では日体大と東海大が他チームを上回っている印象で、今季も戦力では、日体大と東海大が優位ですが、戦績ではどちらも2勝2敗と不安定な立ち位置にいます。

もし、武蔵大のように東海大相手に二連勝などが出来れば、自身の順位争いにおいて、大きく前進できるのではないでしょうか。

それだけに、武蔵大は第3週の首位·桜美林大戦で、最低でも1勝はしたいところです。

 

いずれにしても、今後の展開に目が離せない2021首都大学野球春季リーグ。

緊急事態宣言発令中の為、5/2(日)の第三週までは無観客試合ですが、有観客が解禁されましたら、是非球場に足を運びたいと思います!

また、首都大学野球連盟では、一部リーグの試合を全試合生配信しています!詳しくはこちらのリンクでお楽しみください!

今日はこの辺で失礼します\(_ _)

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