こんにちは!一般ぱんだです!
今日はベスト4予想している、東海大菅生vs京都国際の振り返りをしようと思います!
※東京都高校野球ファンということもあり、若干東海大菅生寄りの振り返りをします。予めご了承下さいませ。
東海大菅生逆転サヨナラ勝ち!
まず、結果から先にお伝えすると、5-4で東海大菅生が勝利しました!東海大菅生vs京都国際詳細スコア(スポナビ)
菅生は2回と3回の裏に1点ずつ取り2-0とするが、5回表に京都国際が一挙4点を取り、2-4と逆転する。
その後両チーム共に得点が取れないまま9回裏に入り、菅生が3点を取り逆転。5-4で菅生が勝利した。
と、簡単にダイジェストをお伝えしましたが、ここからは個人的な戦評を含めて、菅生の振り返りをしていこうと思います!
歯車の噛み合わなかった1~8回
表題の通り、8回までは歯車が噛み合わず、苦戦しました。
😟「いや、一気に8回までって。いくらなんでも略し過ぎじゃない の?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、個人的には特に攻撃の面で少し物足りない、勿体ないと思う部分が多かったです。
2回裏の走塁死
まず2回裏に7番小山のショートゴロの間に1点を先制し、なおも1アウト一塁の場面で8番岩田がライトへのツーベースを放ちます。
京都国際のライトはピッチャーも兼ねる平野の為、肩が強いこともあり、一塁ランナーは三塁を大きく飛び出したところでストップします。
ですが、バッターの岩田が二塁を大きく飛び出し、三塁に向かってしまっいた為、バッターの岩田は三塁上でタッチアウトになり、2アウト三塁になりました。
結局、次のバッター鈴木がショートゴロに終わり、この回1点に終わりました。
もし走塁死がなければ、1アウト二、三塁になっていただけにもう1点もしくは2点取れていたかもしれません。
個人的に勿体なかった場面その1です。
4回までの攻撃
京都国際の先発、森下は4回までボール先行のピッチングが続き、特にカーブが良いコースに決まらず、コントロールに苦しみ、毎回ランナーを出していました。
しかし、5回に自身もタイムリーヒットを放ち、2-4と逆転すると、5回からはストライク先行のピッチングに変わり、5、6回は三者凡退に抑えるピッチングをしました。
普通は回が進むにつれスタミナが減り、球威が落ち、ストライクも入らなくなるのですが、自身もタイムリーヒットを放った影響か、球威も落ちず、逆にストライクが入るようになりました。
菅生としては、コントロールに苦しんでいる4回までにもう1点取っておけば、優位に試合を進められていたかもしれません。
ただこれに関しては、「京都国際の森下が良かった。」という結論の方が当っているかと思います。
7回裏の走塁死
というように、中々森下からチャンスを作れない菅生でしたが、7回裏に、5番小池がライトへのツーベースを放ちノーアウト二塁のチャンスを作ります。
ここで、6番鈴木への三球目のスライダーが内角低めに大きく外れ、キャッチャーが弾きます。
そこで、二塁ランナーの小池がスタートし、三塁へ向かいます。
しかし、球はそこまで大きく弾かず、この試合も盗塁を一つ刺している京都国際の強肩キャッチャー中川が三塁へ送球し、三塁タッチアウトになり、1アウトランナーなしになってしまいました。
結局、後続が倒れ、この回も結果的に三者凡退に終わりました。
こうした、相手のバッテリーミスを突いた走塁で菅生はこれまで何度もチャンスを作ってきました。
しかし、今回は結果的に失敗に終わり、流れが京都国際に流れました。
「もし、ノーアウト二塁のままだったら…」という典型的なタラレバ論ですが、個人的に勿体なかった場面その2です。
ようやく噛み合った9回裏
結局、4回から8回まで毎回三者凡退(走塁死も含む)に終わっていた打線でしたが、9回の裏、ようやく打線が噛み合いました。
キャプテンの一振り
9回裏の先頭バッターは2番キャプテンの栄。
初球は外角低めのボール球のスライダーを強振して空振りしましたが、2球目高めに浮いた同じような軌道を描いたカーブをライト前に運び、ノーアウト一塁にします。
ここでキャプテンがヒットを打ち、先頭で出たことがこの後の劇的サヨナラ勝利に繋がったのではないかと思います。
無駄のない打席
この後、3番千田もライト前ヒットを打ち、ノーアウト一、二塁とさらにチャンスを拡大すると、次の堀町が進塁打を打ち、ワンアウト一、三塁にします。
ここで、5番小池の打席で堀町が盗塁を決め、ワンアウト二、三塁としダブルプレーの芽を潰し且つヒットで同点の場面を作ります。
そして、小池がサードゴロを打った間に三塁ランナーが生還し、3-4とし、なおも2アウト三塁と三塁ランナーが還れば同点の場面作ります。
ここで、鈴木、山田(代打)とそれぞれ四球、死球で出塁し、ツーアウト満塁。一打逆転の場面を作ります。
公式戦初打席のミラクル
このプレッシャーのかかる場面で代打に送り出されたのは、新2年生の多井でした。
送り出した若林監督は、「気持ちの強い子だから送った」という旨のコメントをしておりましたが、多井自身今大会初打席どころか、昨秋の東京都大会でもベンチ入り出来ず、なんと公式戦初打席がこの打席になりました。
そんな多井ですが、今大会の東海大菅生の中で一番記憶に残る選手になる候補ではないかと思います。(まだ大会自体終わっていないので、断定はできませんが)
まず、最初の二球でストライクを取られ、あっという間に追い込まれてしまいました。
この時若林監督は、少し「三振かな」と思ったそうです。
三球目、キャッチャーが高めの釣り球を要求した時、私も振ってしまうのではないかと少し思いました。
しかし、ここは落ち着いて見極め、運命の四球目。
少し真ん中に入ったストレートをライトオーバーに運び、三塁ランナー、さらに二塁ランナーも生還し、5-4と劇的なサヨナラ勝ちを掴みました!
私自身、この瞬間をテレビで観た時はとても興奮しましたし、思わず泣きそうになりました。
欲しい時にヒットが出る勝負強い打撃の東海大菅生。まさに、それを体現した9回裏の攻撃でした!
一方、敗れたとはいえ、京都国際は5回のチャンスをきっちり生かし、逆転するなど、本当に良いチームだなと思いました。
激戦区·近畿大会ベスト4成績を残してきただけあると感じた試合でした。
京都国際の選手、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
次戦情報
次の試合は、
28日16:30~ 東海大菅生vs中京大中京(愛知)
準々決勝の相手は、愛知の強豪·中京大中京。
今大会最速149kmを記録した畔柳投手を擁する強豪校。
ただその畔柳だが、前日に110球、3日前に131球と連投気味になっているのが懸念点。
一方、菅生もエースの本田がどこまで万全の状態で投げられるかが懸念点だ。
お互い投手に懸念点を抱えている中での試合。こんな時こそ攻撃でカバーしたいところだ。
長くなってしまいましたが、とても楽しみな一戦になりそうです!
今日はこの辺で失礼します\(_ _)