こんにちは!一般ぱんだです!
6月になり、そろそろ夏の高校野球大会の組み合わせが出てくる時期となりました。
私も、組み合わせが出たら「この日はどこに行こうかな~」と組み合わせを見ながら考える時期となっています(笑)
そこで今回は、6月5日(土)に決まりました、神奈川県大会の組み合わせを見ながら、今大会の展望を予想していきたいと思います!(1回目)
組み合わせ
それでは早速、気になる組み合わせを見ていきましょう。
引用先:http://kanagawa-hbf.sakura.ne.jp/ 一般財団法人 神奈川県高校野球連盟
7月10日(土)から開幕し、27日(火)に決勝戦がサーティーフォー保土ヶ谷球場で行われます。
176チームが参加し、ノーシードの高校は、1回戦から決勝戦まで8回連続で勝ち、神奈川県の頂点、並びに、甲子園を目指します!
第1シードの横浜、東海大相模、桐光学園、日大藤沢の4つのブロックに分けて、それぞれの展望を予想していきたいと思います!
今回は、横浜ブロックの展望を予想していきたいと思います!
横浜ブロック 展望
それでは始めに、左上の「横浜ブロック」の展望を予想していきたいと思います!
組み合わせ
では、組み合わせを見ていきましょう。
このブロックは、第1シードの横浜、第2シードの向上、第3シードの横須賀学院と三浦学苑、さらにノーシードで、選抜にはあと1勝届かなかったものの、昨秋の神奈川県大会で準優勝した鎌倉学園を中心に動いていくと予想します。
ベスト4筆頭候補の横浜 リベンジを果たしたい鎌倉学園
このブロックのベスト4筆頭候補は、横浜になるでしょう。
春夏通算34度の甲子園出場、さらに、春3度、夏2度の優勝を果たしており、神奈川はもちろんのこと、全国屈指の強豪校です。
そんな名門·横浜も、甲子園は2019年のセンバツを最後に出場を逃しています。
最後の甲子園出場から約2年4ヶ月、また、現在の村田監督が、2020年4月に就任してからは、まだ甲子園出場がない横浜。
そろそろ、名門復活の年にしたいところです。
そんな、横浜の「顔」は、エース左腕の金井 慎之介ではないでしょうか!
ドラフト候補でもある金井もストレートは、MAX148km。もちろん、常にそのスピードが出せるわけではないですが、左でここまでのスピードが出せるのは、相手にとっては本当に脅威となるでしょう。
ですが、金井は新チーム結成以降、万全な状態でのピッチングが出来ていません。
昨秋の県大会直前、左肘の違和感があり、昨秋の県大会は、2試合に先発登板しましたが、2試合共に5回までは投げず、準々決勝の相洋戦は4回1/3、失点1、四球5、準決勝の東海大相模戦は打者2人に対して死球と四球を1つずつ与え、1アウトも取れずにマウンドを降り、チームも7回コールドの1-9で敗れ、甲子園どころか、関東大会出場も逃しました。
大会直後は、治療に専念し、春大会も準々決勝までは投げさせず、準決勝の桐光学園戦で春初めて、先発で登板しましたが、2回0/3、失点5、四死球5とこの日も思うようなピッチングが出来ず、チームも8回コールドの1-8で敗れました。
エースの復調なくして、名門復活はなし。大会までには、肘が完治し、金井本来のピッチングを見せて欲しいです!
野手陣も、主将で1番を打つ安達 大和や、正捕手としてピッチャーを引っ張る立花 祥希、1年生で早くもショートでスタメン入りし、抜群の守備力を誇る緒方 漣が中心となり、チームを引っ張ります!(ちなみに、金井もクリーンナップを打っている強打者です)
そんな、名門復活を掲げる横浜に最初に立ちふさがるのは、鎌倉学園になると思います。
春大会は3回戦で向上に負け、夏のシード権を逃しましたが、昨秋の県大会では、桐光学園や桐蔭学園などの強豪校に勝ち準優勝、惜しくもセンバツ出場は逃しましたが、関東大会でもベスト8入りした、実績十分のチームです!
ピッチャーは、エースの平本 龍太郎と、その平本が怪我を抱えていたこともあり、先発投手として関東大会出場に貢献した増島 佳祐、春大会2試合に登板した2年生の松本 直の3人を中心に、投手陣を支えます。
打線は、森高 裕一郎、小山 春、齋藤 正和のクリーンナップが、打線を勢いづけるでしょう。
2018年の南神奈川大会では、決勝で惜しくも敗れ、甲子園出場を逃しました。
その決勝の相手というのが、横浜です。
4回戦という早い段階ではありますが、もし、横浜と当たった場合は3年前の雪辱を晴らし、優勝に向けて勢いづけたいところです!
好投手·猿山擁する向上とシード校の横須賀学院·三浦学苑
横浜·鎌倉学園のブロックの勝者が、5回戦で対戦する相手として、最も可能性が高いのが、第3シードの横須賀学院ではないでしょうか。
昨秋の県大会では、2回戦で金沢に1-11の5回コールドで敗れましたが、春の大会では、ベスト16に進出し、見事第3シード権を手にしました。
投手陣は、サイドから変化球を投げ込む中武 航輝と、本格派の山内 悠生の3年生左腕コンビがチームを引っ張っていきます!
主将の横田 丈によると、目標はベスト8だが、甲子園を目指したいとのこと。
5回戦で横浜や鎌倉学園と言った甲子園出場経験校に勝つことが出来れば、自信をつくことが出来、そのままの勢いで、神奈川県を制覇することも不可能ではないと思います!
その横須賀学院を、春ではベスト16で退けたのが、今大会第2シードに入った向上です。
昨秋の県大会では、3回戦で相洋に7-2とリードしながらも、9回裏、あと1アウトが取れず6失点し、7-8でサヨナラ負けを喫しました。
この悔しさを糧に、平田監督が強調してきた「27個のアウトを取り切る」というテーマを掲げ、春を迎えました。
すると、県大会初戦(2回戦)の相手、川崎工科を8-1で降すと、3回戦では、昨秋の県大会準優勝で春の第1シード権を得た鎌倉学園に6-2で勝ちました。
さらに、4回戦の先ほど紹介した横須賀学院との対戦も、6-2で勝利しました。
2回戦と3回戦では、エースの猿山 広輝が完投しましたが、4回戦では、2年生の佐藤 諒音が先発し5回2失点、その後は3イニングを小林 夏輝が無失点、最後のイニングを猿山が締め、投手陣の底上げに成功しました。
勝てば第1シード権を獲得することが出来る準々決勝、日大藤沢戦では、7回表まで3点をリードするものの、その裏に3点を取られ同点、9回裏に1アウトも取れずにサヨナラ負けし、奇しくも秋と同様に、7-8でサヨナラ負けしました。
ですが、エース·猿山や、クリーンナップを打つ海老根 大雅、春から背番号4を着け、14打数7安打と大ブレークの齊藤 颯太郎を中心に、夏こそは27個のアウトを取り切り、甲子園出場を目指します!
そして、このブロック最後のシード校は、第3シードの三浦学苑です。
昨夏の県大会では、準々決勝で横浜を相手に、6点差をひっくり返し、7-6で勝利。創部初の夏ベスト4に進出しました。
しかし、夏大会で勝ち進んだ分、新チームのスタートが遅れ、昨秋の県大会では2回戦で慶應義塾に敗れました。
そこで、冬は打力強化と体力強化をメインに取り組み、春大会では4回戦まで勝ち進み、ベスト16で見事、夏の第3シード権を勝ち取りました。
しかし、その4回戦では、センバツ優勝した東海大相模を相手に5回コールド、0-10で敗れました。(ちなみに、東海大相模には、昨夏の準決勝でも敗れました)
冬で強化してきた打力も東海大相模相手には、2安打完封負け。
大きな壁を感じたでしょうが、逆に、春の時期に、全国レベルの東海大相模と対戦出来たことは大きな経験になったのではないでしょうか。
そんな、三浦学苑の注目選手は、エースで4番の上村 海斗です。
エースとしては、春の3回戦、海老名戦では、9回2失点の完封勝ち、4番としては、同じく海老名戦でホームランを放ち、投打の中心選手です!
ちなみに、上村は昨夏の東海大相模戦でも逆方向にホームランを放っています。
勝ち進めば、東海大相模とは準決勝で対戦する予定。
昨夏と春のリベンジを果たすべく、まずは、2年連続夏ベスト4を目指していきたいところです!
横浜ブロック まとめ
ここのブロックで軸になるのは、第1シードの横浜や第2シードの向上ですが、第3シードの横須賀学院や三浦学苑、さらにノーシードの鎌倉学園も侮ることが出来ず、充分ベスト4を目指せる実力があります。
特に、鎌倉学園は昨秋の県大会では準優勝、さらに、関東大会でもベスト8の成績を残し、この代のチームでの実績は神奈川随一を誇ります。
しかし、そんな鎌倉学園を春では3回戦で退けた向上。
その向上に4回戦で負けた横須賀学院。
さらに、横浜も昨夏に三浦学苑に敗れています。
このブロックは、リベンジを制したチームが、このブロックを制することになりそうです!
次回予告
次回の神奈川県大会予想では、王者·東海大相模ブロックの展望を予想していこうと思います!
第1シードで王者の東海大相模を中心に、相洋、横浜隼人、湘南学院、藤嶺藤沢と言った実力のある高校が揃っています!
ここも、横浜ブロック同様に、非常に見応えのあるブロックになるのではないかと思います!
今日はこの辺で失礼します\(_ _)
参考文献:池田哲雄(編集兼発行人)「週刊ベースボール6月24日号増刊高校野球マガジンvol.17 2021夏 神奈川高校野球ガイド」,ベースボール·マガジン社,2021年5月31日