高校野球

明大中野八王子vs日大三 観戦レポ

こんにちは!一般ぱんだです!

今回は18日(日)に行われました春季東京都高校野球大会準々決勝、明大中野八王子vs日大三の観戦レポートをお伝えしていきます!

·明大中野八王子の前試合、日野戦の観戦レポートと日大三の前試合、日大鶴ヶ丘戦の観戦レポートも是非ご覧ください!

スタメン

それでは始めに、両チームのスターティングメンバーをお伝えします!

明大中野八王子(先攻)

  1. 遊 須江(3年·右投·左打)
  2. 中 福本(3·右·左)
  3. 右 黒島(3·左·左)
  4. 一 築地(3·右·右)
  5. 三 三部(3·右·右)
  6. 二 河野(3·右·左)
  7. 投 井上(2·左·左)
  8. 捕 松本(3·右·右)
  9. 左 四方(3·左·左)

明大中野八王子は、ピッチャーの井上以外は前の試合と同じメンバーです。

エース·井上が日大三打線相手をどこまで抑えられるかが、明八とっては鍵になりそうです。

明大中野八王子 井上明大中野八王子 井上

日大三(後攻)

  1. 中 星(3·右·左)
  2. 二 齋藤(3·右·右)
  3. 左 富塚(2·右·右)
  4. 一 山岡(3·右·右)
  5. 右 井坪(3·右·左)
  6. 遊 川島(3·右·左)
  7. 三 鎌田(3·右·右)
  8. 捕 安田(3·右·右)
  9. 投 岡村(3·左·左)

ピッチャーは、前試合の宇山ではなく、昨秋に背番号1を背負った岡村。4番も前試合の林ではなく、主将の山岡が先発です。

エースの宇山を温存する策を取った日大三。先発の岡村を行けるところまで投げさせ、万全の状態で宇山に繋ぎたいところです。

日大三 岡村日大三 岡村

ハイライト

先に試合を動かした明大中野八王子

先に試合を動かしたのは、明大中野八王子でした。

3回表、先頭の8番·松本がライトに打ち上げますが、これを日大三·ライトの井坪が弾いてしまい、一塁に出塁します。

ここで日大三は、次のバッターに送りバントを決められ、ランナーを二塁に進められたところで、ピッチャーを岡村からエース·宇山にスイッチします。

岡村は、初回に2つの四球を許したものの、ヒットは打たれず、マウンドを降りました。

しかし、明八は風も味方に付け、攻め込みます。

続く1番·須江がセンターへ大きく打ち上げます。

日大三のセンター、星が一時落下点に追い付いたかと思われましたが、大きく打ち上げた打球は風に揺られ、捕ることが出来ず、その間に二塁ランナーが生還し、1-0と先制に成功します!

明八 須江明八 須江

さらに、バッターも三塁に到達し、ワンアウト三塁で、2番·福本もセンターへ大きな打球を打ち上げます。

これもセンターが一時捕るかと思われましたが、打球は風に乗り、捕球することができず、その間に三塁ランナーが生還し、2-0と追加点をあげます!

明八 福本明八 福本

さらにこの後、4番·築地の犠牲フライで1点を追加し、この回に3点を先制します!

すぐさま反撃に出る日大三

しかし、すぐさま日大三も反撃に出ます。

直後の3回裏、この日打順を6番から8番に下げられた先頭の安田がセンター前へヒットを放ち、ノーアウトで出塁します。

次の9番·宇山が送りバントを決め、ワンアウト一塁で上位に繋ぐと、

1番·星がこの日2本目となるセンター前ヒットを放ち、1点を返すと、

続く2番·齋藤が右中間へのツーベースヒットを放ち、ワンアウト二、三塁のチャンスを作ると、

3番·富塚がレフト前ヒットを放ち、3-3の同点とし、すぐに追い付きます!

さらに4回裏、ツーアウトからフォアボールとヒットで一、三塁とすると、またもや1番·星が猛打賞となる一二塁間を破るライト前ヒットを放ち、4-3と逆転に成功します!

日大三 星日大三 星

チャンスを生かせる者、生かせない者

明八もこのままでは終われません。

6回表、ワンアウト一、二塁の場面を作ると、打席には7番·ピッチャーの井上。

鋭い打球を打ちましたが、セカンド正面でした。4-6-3のダブルプレーとなってしまい、得点をあげることが出来ません。

しかし、チャンスはこれで終わりません。

ワンアウト一塁から1番·須江がセンター前へ弾き返し、一、二塁とすると、2番·福本のファーストゴロの間にランナーがそれぞれ進塁し、ツーアウト二、三塁のチャンスを作ります。

続くバッターは、好打者の3番·黒島。

明八 黒島明八 黒島

その黒島の打席で、キャッチャーがワンバウンドの球を捕ることが出来ず、後ろに逸らし、その間に三塁ランナーがホームを目指します。

後ろに逸らす

しかし、奇しくも逸らした球はそこまで遠くには行かず、キャッチャーが追い付き、すぐにホームにいるピッチャーに送球し、タッチアウト。

ホームタッチアウトピントは合ってません。すいません。

ここでも得点を奪うことは出来ません。

明八がチャンスを生かせずにいると、日大三が突き放しにかかってきます。

ワンアウトから2番·齋藤がレフトへのポテンヒットで出塁すると、4番·山岡が右中間へ打ち上げた打球は風に乗り、ライトが捕ることが出来ず、ツーアウトながら一、三塁のチャンスを作ります。

ここで途中出場の5番·土屋が右中間へ大きな打球を放ち、三塁ランナー、さらには一塁ランナーも生還し、3-6と2点を追加したところで勝負あり!

日大三はこのまま逃げ切り、

3-6で日大三が勝利しました!

明大中野八王子vs日大三 スコア 選手 挨拶

日大三 寸評

日大三としては、ヒット12本のうち、8本を得点に生かすことができたなど、効率よく得点をあげられた試合になったのではないかと思われます。

前の試合の日大鶴ヶ丘戦では初球を打ちフライに終わり、あっさり三者凡退に終わるといった場面もありましたが、今回はそのような場面は少なく、三者凡退に終わったのは5回のみ、それもランナーを一塁に置いたところでダブルプレーに終わった場面のみです。

日大三の代名詞でもある「圧倒的打撃力」は欠けるかもしれませんが、欲しい時に点が取れる、効率の良いチームなのではないかと思います。

一方、投手ですが、先発した岡村に期待します。

今春の大会、初戦の松原戦は栃原が先発でしたが、次の堀越戦、日鶴戦共にエースの宇山が先発、完投と、昨秋の大会からどうしても、宇山頼みと言わざるを得ない状況です。

試合数が多く、試合日程が詰まっている夏の大会を制するには、二番手ピッチャーの存在は必要不可欠です。

そんな中で、岡村がある程度計算できる状態になれば、夏の甲子園が大きく近づくのではないかと思います!

明大中野八王子 寸評

一方、明大中野八王子としては、日大三とは対照的にチャンスを生かすことが出来ませんでした。

2回以外は毎回ランナーを出しましたが、得点をあげることが出来たのが、3回の3点のみとなってしまい、実に11残塁とチャンスを生かすことが出来ませんでした。

東京屈指の好左腕の宇山相手に8本のヒットを打てただけに、6、7回のチャンスを生かし、早く同点に追い付いていれば、違う結果になっていたかもしれません。

投手も井上以外にもう一人計算が出来る投手がいると、有利に試合を運ぶことが出来るのではないかと思います。

明八 井上明八 井上

今春の大会では国士舘、日大二、都立日野と西東京のライバル校に勝ってきただけに、選手の成長次第では、甲子園出場も夢ではないと思います!

両チーム投手の最速

ここで、両チーム投手の最速時速をお伝えします!

明八 井上:134km

明八 井上

日大三 宇山:134km

日大三 宇山

どちらも、最速134kmでした!緩急をつけるのが上手い両左腕だけに、ストレートの球速は今後重要になりそうです。

ギャラリー(小倉監督のノック)

今回のギャラリーは、日大三·小倉監督のノックです!

日大三 小倉 日大三 小倉 日大三 小倉

以上、3枚です!

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それでは、今回はこの辺で失礼します\(_ _)