こんにちは!一般ぱんだです!
今回は、ベスト16までが決まった秋季東京都高等学校野球大会の今後の展望を予想していきたいと思います!
※2回に分けてお伝えします。
勝ち上がり表(組合せ)
それでは早速、ここまでの勝ち上がりを見ていきたいと思います。
引用先:https://www.tokyo-hbf.com/schedule.php 一般財団法人 東京都高等学校野球連盟
夏大会の地区で割ると、東東京、西東京共に8校ずつが勝ち上がっています!
全シード校13校のうち、10校が勝ち上がった一方、駒大高、東亜学園、創価の3校がベスト16に進出することが出来ませんでした。
特に、東亜学園と創価は初戦で姿を消しました。
この2校に何があったのかも含めて、4つのブロックに分けて今後の展望を見ていこうと思います!
二松学舎大附ブロック
最初は、二松学舎大附ブロックです。
勝ち上がり表は以下の通りです。
引用先:https://www.tokyo-hbf.com/schedule.php 一般財団法人 東京都高等学校野球連盟
ベスト16に進出したのは、第一シードの二松学舎大附、第四シードの明大中野八王子と狛江、ノーシードの安田学園の4校です。
この中でのベスト4進出本命は、二松学舎です!
夏は左腕エース・秋山 正雲(千葉ロッテ4位指名)を擁し東東京大会優勝。甲子園でも1勝しました。
新チームでは、前チームでも登板機会が多かった左腕・布施 東海をキャプテンに据え、野手も前チームで上位打線を担っていた親富祖 凪人、瀬谷 大夢が残り、甲子園を含めた「経験」では、他校を圧倒します。
その二松学舎の本戦初戦・錦城戦は、7回まで4-2と接戦でしたが、8回に瀬谷の満塁ホームランなどで一挙8点を奪い、結果的には12-2、8回コールドで快勝。
2回戦は、実力は十分の早大学院が相手でしたが、初回に1年生・大矢 青葉のタイムリーなどで一挙4点を奪うなど、打線が爆発し、11-1、5回コールドで快勝し、ベスト16進出を決めました!
ここまで予選も含めて、全てコールドで勝ち進んでいる二松学舎は、今のところ投打ともに大崩れしている試合はなく、上位に進出しても、投打の噛み合う試合が続くのではないかと予想します。
3回戦で相対する安田学園は、コールド勝ちした試合がある一方で、予選・本戦共に僅差で勝利した試合もあり、二松学舎ほど余裕を持ったベスト16進出というわけではありません。
力的には二松学舎に分があり、安田学園としてはフォアボールやエラーなどでなるべく出塁を許さずに、失点を少なくして試合を進めたいところです。
本命・二松学舎の対抗馬として第一に挙げられるのは、明大中野八王子です!
夏は、本格派左腕・井上 仁やスラッガー・築地 星流を擁し、ベスト8まで進出しました。
そのチームを支えてきた主力が抜けながらも、井上と同じ左腕で威力あるストレートを投げ込む渡辺 晴登や逆方向にも長打が打てる大嶋 遼といった新しい戦力が噛み合い、ここまでの本戦2戦は、7点差以上で勝ってきました!
その明大中野八王子と3回戦で相対するのは、同じく第四シードの都立狛江です。
夏は、第三シードの強豪・八王子を3-2で倒し、西東京大会では都立唯一のベスト8進出を果たしました!
この時のエース・山﨑 優もまだ残っており、新チームになっても上位進出できる可能性は非常に高いと思われます!
そんな狛江ですが、本戦1回戦・中大杉並戦では、2-1のサヨナラ勝ち、2回戦・国立戦では、延長10回までもつれ8-6で勝利と、ここまでは厳しい戦いが続いています。
また、投手も山﨑しか投げておらず、どうしても彼一人に頼っている部分はあります。
秋に限らず、今後上位に進出するためには、山崎以外のもう一人の投手の育成が必要になってくるのではないかと思います。
【二松学舎大附ブロック】
本命◎ 二松学舎大附
対抗〇 明大中野八王子
単穴▲ 狛江
関東第一ブロック
続いては、関東第一ブロックです。
こちらも、ここまでの勝ち上がりを見ていきましょう。
引用先:https://www.tokyo-hbf.com/schedule.php 一般財団法人 東京都高等学校野球連盟
ベスト16に進出したのは、第一シードの関東第一、第三シードの修徳、ノーシードの佼成学園、都立城東の4校です
このブロックには、第四シードの駒大高と東亜学園もいましたが、駒大高は2回戦で佼成学園に、東亜学園は1回戦で東京に敗れ、ベスト16進出とはなりませんでした。
このブロックでのベスト4進出本命は、関東第一です!
夏は、絶対的エース・市川 祐や初谷 健心、楠原 悠太といった好野手を擁し、東東京大会準優勝という成績を収めました。
※市川 祐については、こちらの記事もご参照ください!→【プロ注目選手】 東京屈指の本格派右腕 市川 祐(関東第一)!
その関東第一は、東京成徳大高との初戦では、相手先発投手の須藤 竜童の前に5回まで2安打無得点に抑えられ、苦しい展開でしたが、先発投手・井坪 陽生も6回2安打無失点、7回からマウンドに上がった桝川 颯太も3回1安打無失点に抑え、東京成徳大高に得点を許さず、2-0で勝利しました。
僅差で勝利した関東第一は、2回戦で強豪・早稲田実業と当たり、苦戦が予想されましたが、先発の成井 颯が9回を投げ6安打無失点に抑えると、井坪がホームランを含む5打数4安打2打点の大暴れ。結果的に、6-0で大勝しました!
二松学舎とは違い、本戦でのコールド勝ちは今のところありませんが、東京成徳大高・早稲田実業といった実力のある高校を3投手で完封し、打線も井坪、柳瀬 冬和の1・2番コンビでチャンスを作り、得点に繋げるなど、投打共に東京随一の戦力を誇っていると言っても過言ではありません!
その関東第一に3回戦で相対するのは、ノーシードの城東です。
城東は、予選で日大豊山、実践学園と実力のある高校を倒しての本戦出場。
1回戦では、本戦初出場の私立武蔵に延長11回・4-3で勝利と苦戦を強いられましたが、2回戦では、第四シードの東亜学園を倒した東京を4-1で撃破し、ベスト16まで進出しました!
ベスト8進出には、関東第一という高い壁を乗り越えなければなりませんが、峯岸 叶、松山 虎士朗、藤森 晴久、北 誠史郎と豊富な投手陣と東京戦で15安打を記録した打撃陣が一致団結し、ベスト8進出を果たしたいところです!
城東の場合、都立ということもあり、21世紀枠での選出の可能性もあるので、少しでも上を目指したいところです。
ただ、本命・関東第一の対抗馬になるのは、修徳と佼成学園の勝者になるのではないかと思います。
修徳は、夏の準決勝で市川 祐(関東第一)からホームランを放った佐藤 大空が3番に座り、牧野 颯太、大越 椋のクリーンアップが打線を引っ張ります!
投手陣では、前チームのエース・最速146kmの床枝 魁斗がいないのは残念ですが、足立学園打線を無失点に抑えた1年生エースの竹澤 尚輝や、永島 友貴、紅葉川打線を7回8奪三振、2失点に抑えた1年生・篠﨑 国忠といった投手陣がリードを守り抜きます!
一方の佼成学園は、前チームでもクリーンアップを張り、新チームでは主将も務める重藤 琳太郎が4番としてチームを引っ張ります!
また、ピッチャーはここまで背番号10の左腕・大貫 秀一朗と背番号11の右腕・齊藤 海聖が相手打線を抑えています!
しかも、佼成学園は本戦で日大鶴ケ丘と駒大高に勝利してのベスト16進出ということもあり、実力は申し分ないかと思います!
修徳と佼成学園、実力はどちらも互角。いずれにせよ、良い戦いになるのは間違いなさそうです!
【関東第一ブロック】
本命◎ 関東第一
対抗〇 佼成学園
単穴▲ 修徳
國學院久我山ブロック
続いて、國學院久我山ブロックです。
こちらも、ここまでの勝ち上がりを見ていきましょう。
引用先:https://www.tokyo-hbf.com/schedule.php 一般財団法人 東京都高等学校野球連盟
ベスト16に進出したのは、第二シードの國學院久我山、第三シードの帝京、第四シードの都立小山台、ノーシードの都立日野台の4校です。
このブロックは、正直予想が難しいです。
第二シードの國學院久我山は、前チームでも主力だった齋藤 誠賢、下川邊 隼人、新チームの主将でもある上田 太陽らが残り、野手では経験豊富な選手が多数在籍しています。
投手は、前チームでは絶対的エース・高橋 風太への比重が大きく、抜けた穴は大きいですが、ここまでの秋大会で先発してきた背番号11・成田 陸が好投。
1回戦・日体大荏原戦、2回戦・共栄学園戦で共に7回3失点と、東東京の実力校を抑えてきました!
西東京大会準優勝という成績を収めた前チームと同じくらいの力は持っているのではないかと思います!
そして反対の山では、帝京vs小山台と、東東京の強豪同士が3回戦で当たります!
第三シードの帝京は、名将・前田 三夫監督が夏に勇退し、金田 優哉氏が監督を務める初の公式戦となります。
ピッチャーは、夏の準決勝・二松学舎戦にも先発するなど、経験豊富な1年生・高橋 蒼人が秋もチームを引っ張ります!
バッターも、小島 慎也や本村 千夏良、稲垣 渉ら夏からの主力に加え、戸田 和人、渡邊 礼の3、4番コンビも加わり、打線としては申し分ない力があります!
一方の第四シードの小山台も実力では負けておらず、一次予選では岩倉、夏の西東京大会ベスト4の世田谷学園と強豪校に勝利し、本戦出場を果たしました!
ピッチャーでは、夏の東東京大会ベスト8進出に貢献した松川 侑聖がここまでの試合、全てで先発し、ベスト16進出に貢献しています!
バッターでは、北砂リトル時代に世界一を果たした主将・新井 晟矢、岩佐 悠斗の4、5番コンビが「打」の核を担い、後に続く松川、栗林 兼吾、田中 悠太郎も高い打率を残しており、打線に繋がりがあります!
昨秋の2回戦でも帝京vs小山台がありましたが、その時は10-0で小山台が6回コールド勝ちと完勝。
今秋は、お互いにエースが確立されていますし、打線も強力ですので、投手戦になる可能性もありますし、打撃戦になる可能性もあり、読めない展開となりそうです!
いずれにせよ、東京高校野球ファンとしては、注目の一戦です!
このブロックは、國學院久我山、帝京、小山台と甲子園経験もある強豪校に目がいきますが、唯一のノーシード校、日野台が面白い存在になるのではないかと思います。
夏の西東京大会は2回戦で敗退してしまいましたが、秋は一次予選で昭和一学園を倒して本戦出場。さらに、春の東京都大会でベスト16にもなった専修大附や上野学園にも勝利し、ベスト16まで進出しました!
注目選手は、エースで5番の林 慈央。
ピッチングでは、専修大附戦で完封、上野学戦戦では9回4失点で完投。バッティングでは、ここまで打率.556と、投打共にチームを引っ張っています!
赴任して4年目となる畠中 陽一監督は、都立足立新田を率いて東東京大会ベスト4に進出した実績もあり、チームとしては心強い存在です!
3回戦の相手、國學院久我山はとても高い壁ですが、自分たちの力を出し切って喰らいついて欲しいです!
【國學院久我山ブロック】
本命◎ 國學院久我山
対抗〇 小山台
単穴▲ 帝京
最後の東海大菅生ブロックは、次回に紹介させて頂きます!
今日はこの辺で失礼しますm(__)m